「川瀬君。この前は悪かったね」
榮一郎先輩が再び声をかけた。
浩紀は怪訝顔で見返す。
「何ですか?俺、急いでいるんで…」
「それは悪かったね。実は、この前、変なこと言ったお詫びと言っちゃなんなんだけど、今度、僕の入っているマジックサークルで手品をやるんだ。良かったら、いや、是非、来てくれないか?」
「俺、彼女と暮らしているんで、そんな時間無いです…。いろいろやることがあって…」断ろうとする浩紀。
「なら、その彼女を連れて来ればいいよ。彼女を喜ばせたくないかい?」
「…それなら、考えて見ます」
パンドラが喜ぶなら…と浩紀は参加をするかどうかを彼女に聞いて彼女が参加しても良いと言えばマジックを見ることにした。
