「いやぁぁぁぁぁ!」
出迎えたパンドラは血相を変えて悲鳴をあげて後退った。
「どうしたんだ、パンドラ?」
「来ないでぇ!あっち行って!!」
駆け寄ろうとする浩紀が近づくのを拒むパンドラ。
(鳩?この鳩を嫌がっているのか?)
浩紀は鳩を玄関に置いてからパンドラに近寄った。
「殺して…あれを殺して!」
鳩を指さし、殺すように言うパンドラ。
「駄目だよ、あれは預かりモノだから、殺せないよ。それに殺すなんて言わないでよ」
「じゃあ、返してきて…」
「…わかったよ。パンドラがそんなに言うなら返してくるよ…」