「いやぁ、さすが、さすが。…本能的にあれはやばいと解るだろうに…それでも、一歩も引かない。見事だ。お前達」
 「わわたわたたしたひは、ひかにゃい!」
 思いっきりかんでいた。
 が、その言葉には強さがあった。
 「…朗報だ!これから、女王幻蝶を一匹出す。こいつには余想者のいる空間に穴を開けるように命令してある。こいつを倒せたら俺はこの世界から手を引く。娘はくるかも知れねぇが、当面の安息は確保出来るはずだ。…せいぜい、頑張んな」
 Fは通常の幻蝶の数十倍の体長を持つ女王幻蝶を召喚した。
 でかい。あまりにもでか過ぎた。

Ffbf27
 女王幻蝶の一仰ぎで山の形がごっそり変わった。
 幸い他の幻蝶の様にエリアを変質させる力は無いようだったが、とても勝てる気がしなかった。