ファーブラ・フィクタ外伝 小花編

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ドサッ!
「きゃあぁぁぁぁっ」
「てめぇ、誰に断ってその醜い面でここにいんだよぉ」
幼少の時、やかんを頭からかぶった少女、小花(シアオホワ)は顔がただれている。
最強の化獣(ばけもの)クアンスティータ・リステミュウムが暴れ回った世界では、治療技術も人々の記憶から消し飛ばしてしまったため、ろくな治療が行われていなかった。
男性の数もほとんど存在せず、残り少ない男性はみんな暴君の様に女性に対して振る舞っていた。
この地を治める、ゴーマン・レイコックもその内の一人だった。
醜い心のゴーマンは美人以外はその存在価値を認めないという男であり、つい先日、この地を支配していた別の男性を殺害し、この地の支配者におさまっていた。
前の支配者は情が深く、不憫に思った小花を身の回りを世話をする侍女として雇っていた。