ガシャン!
「あ、ごめんなさい、気付かなかった。本当にごめんなさい」
「いえ、大丈夫です」
「立つの大丈夫?手伝うわ」
「ありがとうございます。でも平気です。僕、早くみんなに会いたいから…これくらい一人で立てるようにならないと…」
和人を探すのに必死で修平の事に気付かなかった碧が当たってしまったのだ。
修平は不器用ながら、何とか松葉杖を使って立って見せた。まだ、右足が上手く動かないのだ。
修平自体は病名は聞いていない。ただ、怪我をすると血が止まりにくいのだ。
命に関わるかもしれないから、決して無茶はしてはいけないと医者にも両親にもきつく言われている。