「高部智宏君…どこも異常は見あたりませんね。健康です」
「先生、よく見てよ、ほら、ちょっと熱っぽいってゆーか」
「平熱ですね。問題ありません」
「とーもーひーろー」
仮病があっさりとばれて母の怒りは智宏に向く。
「痛い、痛いって、耳ひっぱんないでよ」
「ただじゃないのよ。だから、体温計で測りなさいって言ったでしょ」
「だから、壊れたって…」
「ウソおっしゃい、あんたって子はいつもいつもうそばっかり」
「うそじゃないって」
「それがウソでしょ」
智宏と母親は会計を待っている。
「高部智宏君…どこも異常は見あたりませんね。健康です」
「先生、よく見てよ、ほら、ちょっと熱っぽいってゆーか」
「平熱ですね。問題ありません」
「とーもーひーろー」
仮病があっさりとばれて母の怒りは智宏に向く。
「痛い、痛いって、耳ひっぱんないでよ」
「ただじゃないのよ。だから、体温計で測りなさいって言ったでしょ」
「だから、壊れたって…」
「ウソおっしゃい、あんたって子はいつもいつもうそばっかり」
「うそじゃないって」
「それがウソでしょ」
智宏と母親は会計を待っている。