「賢、少しはダイエットしろ」
いとこの飯塚聡が賢を叱咤する。
このまま、太り続けたらろくな事が起きないと心配したからだ。
「聡にはわからないんだよ。僕の気持ちが…ストレスがたまると食べると楽になるんだよ」「過食症だよ、それは。ストレスなら他にもスポーツとかして出来るだろ?」
「ダメだよ、スポーツは。…疲れるもん」
「だから太るんだよ。少しは自覚しろよ。女の子にもてないぞ」
「良いよ。もてなくても…。食べ物があれば僕は満足だよ」
「そんなんじゃダメになるって」
「ほっといてよ。僕の人生なんだから、僕は好きに生きるんだ」
「勝手にしろ」
聡の言葉は耳には入らない。