「ここかね?千年桜というのは…おぉ確かに立派だな。神父さん、一億で買いましょう」
「いえ、ここは子供達の憩いの場でして、お売りする訳には…」
「神父さん、孤児院の経営、お苦しいのでしょう?」
「権造さん、あなたって人は…」
悪徳商人、阿久野 権造(あくの ごんぞう)の魔の手が桜の木に伸びようとしていた。
300人の子供を抱える孤児院、セント・クロスを維持するには莫大な費用がかかった。
メロディアス王家が寄付金を集めてなんとかやってきているがそれでも、少しずつ借金は増えてきていた。
そこをメロディアス王家に取り入ろうとしていた阿久野権造が目をつけた。