「天に唾吐く愚か者…」
マイナーゴッドの1柱が言う。
さすがに多勢に無勢…、たった一人では、勝てなかった。
ボロ雑巾の方がいくらかましに見えるような状態にされ、放り投げられる仁義。
また、元のルーメンに戻っていく。
いや、以前のルーメンより強大な存在がうごめく世界に塗り替えられていた。
「…だ、ダメか…まだ、力が足りない…」
仁義はこうやって身体をいじめぬき、敗北を繰り返して、強くなっていった。
強くなっていくと佳暖が甦って笑いかけてくれる…そんな気がしていた。
「あ、いた。一人で何やってんのよ、もう…」
「心配したんだから…」
ボロボロになった仁義を彼についてきた二人の少女、ディアナとローラが見つけ出し駆け寄る。
彼に思いを寄せる二人。
彼女達には彼が全て。
でも彼には佳暖しか見えない。