同じくヘテロ・ヒューマンの改造人間ドロシー・アスール…。
彼女は恋人と普通にデートするごく普通の少女だった。
当然、恋人は存在ごと消し去られ、彼女は片目を失った。
しかも、彼女は生まれ育ったセカンド・アース人ではなく、遠い星から宇宙船に乗ってやってきた宇宙人ということになってしまった。
体験したこともない経験が彼女の心に記憶としてすり込まれてしまっている。
みんな体験してきた人生をめちゃくちゃにされていた。
思い出もへったくれもあったものではなかった。
すがる、大切な思い出が本当のことなのかどうか全くわからない。
リステミュウムにより人間という存在は根こそぎ否定されてしまったようだ。
みんなボロボロだった。