「残念ですよ、芦柄さん。ご理解いただけなくて…でも、この薬であなたもすぐに私の言う事が理解できるようになりますよ」
邪悪な笑みを浮かべる教主。
「木遁(もくとん)、乱れ桜の術!」
突然、辺りが桜の花びらに包まれる。
琴太をいつの間にか抱えた偲が現れた。
「誰かと思えば、くのいち一匹ですか、どうという事はない。やってしまいなさい、お前達、あれは夜食です。食べられますよー!」
食人の指示を出す教主。
教主が食べられると信じ込ませれば、狂信者はたとえ泥でも食べつくす。
「うがぁぁぁ…」
「ぎょげぇぇぇ…」
奇声をあげながら一斉に襲い掛かってくる狂信者。