「観念しろ!」
琴太にとって十手があれば、鬼に金棒だった。
すぐに取り押さえる。狂信者は暴れてもがく。
「ぐぎゃぐぎゃぐぎゃ…」
「おとなしくしろ!…ぐっ…」
取り押さえていた琴太を後ろから鈍器で殴りつける者がいた。
邪教の教主だった。
「困りますねー、芦柄さんでしたっけ?我が信者の邪魔をしてもらっては…」
頭を押さえて倒れる琴太は自分が囲まれていたことに気付いた。
狂信者の群によって包囲されていた。
「このどサンピンが、何の真似でぃ!」
「この国の国王には私こそがふさわしいと思いませんか?死をも恐れない僕を数多く抱える、この私こそが!」
「何、寝言をぶっこいてやがんだ、この悪党が。手前ぇが国王になっちまったらこの国は終わりだよ!ブルースのおっさんで十分でぃ」