偲は途中から、忍術の修行の旅を吟侍の世界でやらせてもらっていた。
化獣ルフォスの作り出すその世界は過酷な旅だった。
だが、人生の限りある時間に修行のための時間をプラスする事ができる吟侍の世界は鍛えるにはこれ以上ない環境だった。
身体をより戦闘向きに挿げ替えていく怪物達の力は凄まじく、命の危険は常に隣り合わせだった。
吟侍の世界、それは必ずしも吟侍にすら味方はしない。
容赦なく牙を向いて来た。
だからこそ、力をつけることが出来たのだ。