「えーと、僕、導造って言います。茶飲み友達になってください」
「導造さんですか…よろしくお願いしますよ。ジェニファーです。ごめんなさいね、こんなお婆ちゃんで…」
「あ、いえ…えーと…」
会話が続かなかった。そもそも年の差60歳以上で何を話して良いのかもわからなかった。沈黙があたりを支配する。
そんな時、
「ババァ、てめえここに居やがったのか、早く帰って来いっていっただろ」
突然、現れた恰幅のいい中年がジェニファーを蹴った。
「ちょちょちょ、ちょっとあんた、いきなり何すんだよ?」
導造は慌てる。一瞬、何が起こったのかわからなかった。
「うるせーな、これは教育なんだよ。人の内の事にごちゃごちゃ口出すんじゃねぇガキが」
「え、あ、す、すみません」
つい、謝ってしまった。
だが、何なんだ、この理不尽な男は?
「導造さん、息子のショーンです。だから、心配しないで…ね」
「ババァ、てめえ、勝手にしゃべんじゃねぇよ」
「痛い、痛い、ごめんなさい、ごめんなさい」
髪の毛をつかまれ引きずられていくジェニファー。