「彼女がそう、ジェニファーよ」
「え?…彼女?」
マリアが紹介したのは80歳近くのお婆さんだった。
夫のトーマスとは死に分かれ、現在、息子さんと二人暮しだった。
息子のショーンはジェニファーさんを虐待している疑いがかかっているけど、ジェニファーさんは息子は良い子だと言っているので、誰にもどうも出来なかった。
だけど、毎日、同じ服を着ていて服の隙間には叩かれたと思われる痣が所々に見え隠れしていた。
「彼女のお友達になって欲しいんだけど…」
「お友達?…いや、でも、話とか合いそうもないし…」
「ひどい…彼女をフルの?いつもフラレているあなたなら、それがどんなにつらいことかわかると思ったのに…」
両手を顔で覆い泣きまねをするマリア。
「わかった…わかりました。じゃあ、まずお友達から!」
「そう?ありがとう導造君、好きよ」
「ほんと?わぁ~うれしいな」
導造はうれしそうな顔をした。