「ミルたん、こっち向いて笑ってー」
ドクター・ベータが豪華客船のロイヤルスイートルームで攫ってきた少女、ミルナ・コッチに気持ちの悪い笑顔を向けた。
ぷいっ
「ミルナ、カマキリ嫌い」
ドクター・ベータはカマキリそっくりだった。
「ひょひょひょ、ミルたん、だいちゅきでちゅ」
気持ちの悪い男が気持ちの悪い会話をしてきている。
そう思うだけで、全身から鳥肌がたつミルナだった。