「噂の救世主とやらか…。ここに来るのか?」
わくわくするエカテリーナ。逆にアナスタシアは嫌な顔をする。
「もしも、こうなったらってシミュレーションしてみるわよ…」
もしも、吟侍が七番の化獣を心臓に宿さず、ただの人間だったら…。
もしも、攻撃が全く効かない相手との相手だったら…というものだった。
吟侍には全く勝ち目がない…そう思っていたら、吟侍は他の場所から武器を持って来て相手を倒してしまった。
「なんじゃ、これは?反則じゃ。よそから武器を持ってくるなど…もう一度じゃ!」
エカテリーナが言うと、今度は外部から全く遮断された世界でのシミュレーションで同じように戦わせてみた。
すると、今度も相手の力をうまく利用して自滅に追い込んだ。
攻撃しようとしていた右腕を蹴り上げて相手自身の顔面にぶち当てたのだ。
「………………」
「どうかしら?これが、吟侍という男よ。七番の化獣という強大な力を持っているけど、それが無くてもこれだけやれる」
「…面白い。おうてみたいわ!吟侍か、よし覚えたぞ。泥太郎支度せい!」
「らじゃー」