どうすればよいのじゃ…
エカテリーナが考えあぐねていると
「あれ~?ここどこだろ~?」
という間延びしたちょっと抜けた感じのする声が響いている。
「な、なんじゃ?」
エカテリーナは幼女の姿を確認する。いや、ほとんど赤ん坊といってもいいくらいの年格好だ。おそらく、一歳か二歳といったところか…。
「だいじょーぶ!りーたちゃんはおねーちゃんだからだいじょーぶ!」
独り言を言っている。
この幼女の事で解るのはこの子はエカテリーナの様に扉に引き込まれたわけではなく、突然、現れたということ。つまり、ティアグラの世界に易々と入ってこれる程、強大な力を持っているということだ。