「平和なのは良いことよ。…テララかイグニスには救世主という者が現れてしまうかもしれないらしいし…」
テララの支配者ルゥオとイグニスの支配者ジェンドからその事を聞かされていたアナスタシアはいつか自分も救世主に命を狙われるかもしれないと不安で仕方がなかった。
「何じゃ、救世主じゃと?面白い、その様な者、妾が蹴散らしてくれようぞ」
エカテリーナはいつも自信たっぷりだった。
化獣の力を使う彼女は四連星の支配者達より飛びぬけていた。冒険者達がウェントスを指して不可能と呼ぶのもエカテリーナを示していた。