「退屈じゃ…妾は退屈じゃ。」
エカテリーナはアナスタシアに愚痴をこぼす。
気の弱いアナスタシアは絶対者としてはやっていけず、エカテリーナが代理を務めることによって、ウェントスの支配者に君臨できていた。
だから、アナスタシアはエカテリーナには頭が上がらないのであった。
エカテリーナにとってさしたる強敵もいないウェントスでは退屈で仕方なかった。
強敵もいないというのは無理も無かった。エカテリーナは2番の化獣(ばけもの)フリーアローラの加護を受けていた。他のアブソルーターが彼女に勝てる見込みなど無かったのだ。
