「レリラルお姉様、心配しないで…。私は自分で…」
健気なフェンディナ。
邪悪なティルウムスの姿はその表情にはない。
「そんな身体でどこへ行く気なの!じっとしていなさい」
「大丈夫。ティルウムスはそんなに意地悪じゃない。ヒントをくれました」
力なくほほえむ末の妹。
「ヒント?」
「ティルウムスは10番の化獣。当然、他の化獣も存在します」
「!そうね。他の化獣をその身に宿す者がいるかも知れない…。そいつを捕らえて…」
マカフシギ四姉妹のティルウムスとの戦いはこの日から始まった。
すでに知っている8番の化獣オリウァンコでは解決策は見いだせなかった。
全宇宙を調べ上げ、化獣の所在を洗いざらい探した。
そして、彼女達は芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)というヒントにたどり着く。
7番の化獣ルフォスを心臓に宿す吟侍は頭にティルウムスを宿してしまったフェンディナと同じような立場だった。
ルフォスの持つ身換え(みがえ)という能力もティルウムスのアーカイブによく似ている。