「ティルウムス、私に、このレリラルに力を…」
言い終わらぬ内に、
「ダメだな。お前は生意気だ。そうだな…、控えめなお前が良い!!」
ティルウムスが向けた視線の先には四女、フェンディナがいた。
姉三人の様に特別な大きな力を持たない彼女はいつも姉の後につき黙って従っていた。
そんな自分が姉達をさしおいてティルウムスの力を手にすることなどできなかった。
「私は…!!」
フェンディナの反論は許されなかった。ティルウムスは彼女の頭に進入し始めた。
「あぁぁぁぁぁぁ…」
苦しみ始める彼女の口から、ティルウムスの言葉が発せられる。
「もちろん、ただではない。ワシの力に耐えられればお前のものになってやろう…」
「貴様、フェンディナから、妹から出ていけ!」
激昂するレリラル。
「うるさい魔女どもだ…少し遊んでやるか…」
フェンディナからは今まで見せたことのない邪悪な笑みが見て取れた。
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