すっとぼけてはいるが、吟侍ほど、いざとなったら頼りになる存在はいない。
その吟侍をサポートするんだ。
それが、ソナタの自信であり自慢だった。
幼なじみであるソナタは子供の頃、吟侍の武勇伝を実際に見ている。
かっこいいと思った。
でも、すでに、妹が恋人になっていた。
でも、力にはなりたい。一緒に何かをやり遂げたい。
そんな淡い恋心を知ってか知らずかこの唐変木は…
「あはは、見てみな、おそなちゃん、これ面白いから」
ガンッ
「痛っ、何すんだって?」
「蚊が止まってたのよ蚊が…」
「そっか、蚊か?でも棒で殴ることねぇと思うけど…」
「今度、ちくわと茄子食べてみようか?」
「いえ、何でもないです…」
吟侍とソナタはこんな関係だった。