カノンはショックを受ける。
「カノンちゃん…」友達のパスト・フューチャーが心配して声をかけるが彼女は力なく頷くことしか出来なかった。
人の心を動かすのは難しい。
そんなに簡単にはいかない。
同行している七英雄達はあきれ顔でカノンを見ていた。
これだから世間知らずのお姫様ってやつは…現実を知らねぇ…そんな目で見ていた。
カノンはこの救出活動に友達二人と後は吟侍達と対立していたグループ、七英雄を連れてきている。
傷つきながら、やっと改心させた七人はカノンについて行くと言ってくれた。
それは、カノンを死なせたくないからだ。
このお人好しのお姫様は人を救出するどころかすぐに殺されるか、さらわれるかしてしまう。
温室育ちの兵士達じゃ守れやしない…
吟侍が行けないのなら自分達が…。
そう思ってついて来たが、決してカノンの考えている対話と交渉で人助けなんてばかげたことをやろうと思ってついて来た訳ではなかった。
友達も本当は無理だと思っている。戦わずに救出活動なんて…
でも、カノンは諦めなかった。
恋人の吟侍もきっと諦めないで自分の考えを最後まで通すから…
いつか二人で笑おう…そう約束したから…