疑心暗鬼…この星にはそれが蔓延していた。
余所者は不幸を持ってくる…
人々はそう思っていた。
誰も信じられない。

カノンは大丈夫だと思っていた。自分の歌なら人々は心を開いてくれると…。
でも現実は冷たく彼女をあざ笑う…
途方に暮れるカノン。
どうすれば良いのか全く解らない…。
そんな時、一人、帰らなかった老人が話しかける。
「お嬢ちゃん…綺麗な手をしてるな…」
「あ、ありがとうございます。話しかけてくださって…」
「じゃが、そんな手をした人間はこの星じゃ誰も信用しやせんよ。その手はアブソルーターと同じじゃ。綺麗なところでのうのうと暮らしとる甘えた手じゃ…」
老人は去っていく。