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「悪いが吟侍(ぎんじ)は来ねぇ、俺が代わりに来た」
地の星テララに降り立った芦柄三兄弟の長男、琴太(きんた)達を出迎えたのはこの星の支配者、最強の絶対者(アブソルーター)ルゥオ・スタト・ゴォルだった。
配下の者は誰も引き連れずたった一騎で現れていた。
「ほぅ…では、あの者は何処に?…イグニスか?」
ルゥオが口を開くと琴太をのぞく全ての者が萎縮した。それほどの威圧感だった。
子供の頃であっていたルゥオとはまるで別人の様な気魄だった。
「あいつはウェントスへ行った」
「ふっ、不可能へと挑むか…あの者らしい…」
「………」
会話はそれだけだった。
テララの支配者は踵を返して去っていった。
「き、琴太君…」
仲間の野茂 偲(のも しのぶ)が駆け寄る。
琴太を心配したのだ。