ルフォスが語り出した。
それは、セカンド・アースやその近辺の星に伝わる神話だった。
地球には神という畏敬の念で崇められる存在があるようにこの星にも神御(かみ)と呼ばれる存在があった。
良い神→41神御とされ、41柱の神御が万物を分けて司っているとされていた。
また、地球には悪魔や邪神のような聖なる存在への敵対者がいるように神御にも敵対者がいた。亜空魔(あくま)である。
神御と亜空魔は地球の神と悪魔のように敵対しているが、かつて、協力して強大な存在を倒したことがあるとされていた。
倒された存在の名前は化獣(ばけもの)といった。
13核あったその化獣は強大な力を持ち敵わなかったが41柱の神御と42体の亜空魔が協力して1核1核倒したという。
この話は吟侍も聞いたことがあった。ジョージ神父がよく地球の神話と比べたりして寝る前に話して聞かされていたからだ。
その倒されたとされる化獣の1核がルフォスだった。
化け物ではなく化けた獣と書く化獣には最初に血肉を持ったものから順番に番号と名前が与えられていた。ルフォスという名前も7番目の化獣として存在した。
神話では13番までの化獣まで全てが神御と亜空魔により血肉を奪われ、核(コア)に戻されたとされていた。