ジョージ神父は、地球という星で様々な名前と姿で長い刻を生きてきた。
良いこともした。
悪いこともだ。
その結果、名前は多少残せたが、他には何も残らなかった。虚しさだけが残った。

気付いた時にはジョージ・オールウェイズと名前を変えて、移民船団に乗り込み、様々な星を旅した。
流れ流れて、この星にたどり着き、ここを第二の地球、セカンド・アースと呼び余生をおくることにした。
世界王家の国王にならないかとも誘われた。
でも、ジョージは丁重に断り、神父となり、孤児達を孤児院で育てることによってやっと人としての幸せを感じはじめていた。
感じはじめていたのに、あんな物を見つけてしまったばかりに…

ルフォスの核…これを見つけた時、経験から、これをこのままにしてはまずい…そう思ったが神父の手に余る物だった玉は何も出来ずに食堂に隠しておくしか出来なかった。
ルフォスの核は神父の医術の助けにもなりすっかり安心しきっていた。
神霊医術が広まり、それを聞きつけた者が、本来の禍々しい力を狙って現れる。
予想出来なくはなかったことなのに…