前回はフェンローからなんとかフロリアードについてブログをアップしました
はじめて自宅以外から作成で心配しましたが、
無事アップできたようです
しかし、その内容はフロリアードを見たというだけのもの
時差ぼけと
淡路島→神戸空港→シャトル船→関空→フランクフルト→デュセルドルフ→フェンロー
24時間の旅で疲労困憊が原因
一人で何事もなくフェンローへ行ってしまったなにわの研修生2人に敬意
今回は、フロリアード雑感の追加

1.他分野での技術進歩
フロリアードは10年に一度
10年前、20年前と比べると写真撮影と通信が格段に進歩
20年前は上司からコダックのスライド用フィルムを餞別としていただいた
36枚撮りを10本もって写真撮影
貴重なフィルム
10年前にはデジカメ
メモリの容量は小さく、電池はすぐになくなった
電話はホテルから0011で国際電話
それらと比べて農業技術の進歩の遅さ
10年前に展示されていた植物工場的自動温室
オランダでもそれ以上の進歩はないし、
日本では実現すらしていない

2.肩の力がぬけたフロリアード
20年前、10年前
花産業の振興に力が入っていた
これでもかの花展示
今回のテーマはLiving Nature
地球環境のひとつとしての花づくり
松の自然林がひろがる広大な敷地に
宿根草花壇
晴天の下
オランダ人家族が真っ赤に日焼けをして自然を満喫
オランダにとっては十分に目的を達成したフロリアード

$宇田明のウダウダ言います
写真1 自然林が残る広大な会場
 ゴンドラで移動
$宇田明のウダウダ言います
写真2 快晴 噴水で遊ぶ子どもたち
 オランダ人家族が楽しむフロリアード 
$宇田明のウダウダ言います
写真3 へんぴな場所にある会場
 自転車での来場者が多いよう

3.きまじめな日本人
切り花展示がめっきり減った会場で
日本のきっちりきまじめな展示が一段と目立つ
予算を手当てした農水省
準備を整えた(財)日本花き普及センター
実務を担った研修生
それぞれが花産業にかける熱意
グローバルな花産業で
日本が生きていくためにはこのまじめさが重要

$宇田明のウダウダ言います
写真4 日本の展示 二輪挿しイベント

4.周到な準備
もうすぐ10年後の開催地が決まるという
10年をかけて準備
芝生が根付き、樹木は自然
日本のイベント
得意の突貫工事
2000年の淡路花博に携わった経験
オープニング当日
会場入り口では知事と国交大臣(扇千景大臣でした。農水大臣ではない)がテープカット
そのとき会場内では作業員が芝生の貼り付け
来賓の入場とともに
作業員が撤収
日本では
芝生=立ち入り禁止
芝生で寝っ転がるなんてとんでもない

$宇田明のウダウダ言います
写真5 芝生が根付き緑がきれい
 芝生で寝っ転がってもしかられない

5.車いすにペット
会場にはほんとうに車いすの人が多かった
あたりまえのように行動
まったく違和感がない
日本でも
車いす用のトイレ、スロープがあるが
まだまだとってつけたような感じ
オランダはすっかり定着
犬を連れた人も多い
日本では小型犬ブームだが大型犬を連れている
電車に自転車が乗せられることにかつては驚いたが
平気で犬まで乗っている
フロリアード会場にペット連れ入場はあたりまえか
それにしても雄でもマーキングのおしっこを見なかったが
どんなしつけをしているのだろうか
愛犬家としては興味

$宇田明のウダウダ言います
写真6 車いすのひとが多い

6.肥満が進行
オランダ人が肥満化している
もともと背が高い国民
男子便器の高さは有名
すらりとした長身がオランダ人のはず
いまは肥満がめだつ
オランダ人、どうしたの?
フェンローからドイツに入ると
ドイツ人は圧倒的にスマート
肥満は少ない
よけいオランダの肥満がめだつ

$宇田明のウダウダ言います
写真7 研修生おすすめのアイスクリーム屋台
ソフトクリームの小が1ユーロ
日本のソフトクリームの大きさ
オランダ人はLをペロリ

7.国境
フェンローの次の駅はもうドイツ
オランダからドイツへ
ドイツからオランダへ
電車はなにごともなく進行
国境の検問があるわけでもなく
パスポートチェックがあるわけでもない
どこが境かもわからない
この人たちにとって国境ってなんだろう
地図に引かれた線だけか

$宇田明のウダウダ言います
写真8 ドイツのデュッセルドルフからオランダのフェンローまで電車で1時間
しらぬまに国境を越える

8.2022年フロリアードに日本国政府は出展できるのか
先進国の花産業の力が落ちているのは事実
日本も前回までは農水省と建設省の共同出展であったが
今回は農水省のみ
川口市が日本庭園出展で健闘
10年後には農水省は予算を確保して
出展できるのか
これからの花産業の動向にかかっている

$宇田明のウダウダ言います
写真9 川口市出展の日本庭園 

これでまた目標が増えた
①2020年東京オリンピックでは国産の花でビクトリーブーケをつくる
②2022年フロリアードに日本国政府が出展する