フラに見るユニバーサルデザイン | UD探偵団がゆく

フラに見るユニバーサルデザイン

スタッフの石井です。


ついこの間まで、都内各地で「お花見」や「桜まつり」が行われていました。
私の地元の公園でも「桜まつり」が開催。
屋台やバザーのほか、特設ステージが設置され、
地域のサークルらしき女性たちによる「フラ(ダンス)」を見る機会がありました。
(あいにくカメラもータイも持たず、写真がないのが残念)

実は以前から
フラはダンスのユニバーサルデザインだ!」
と、思ってました。

ご存じの方も多いと思いますが、あの独特のしなやかになびく、
ハンドモーション(手の動き)は、
「手話を兼ねた振りつけ」であり、「詩の表現」なのです。


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フラの手の動きの一つひとつに意味があります。
数年前に大ヒットした映画「フラガール」でも、その解説シーンがありますが、
あの動きは、花、雨、太陽、大地、風、愛、あなた、わたし、美しい、与える
・・・等々を表現したもの。

つまり、聴覚に障がいをもつ人でも、その意味を事前にわかっていれば、
概ね、「詩」が理解できるということです。


元々は神々に敬意を表し、感謝の気持ちや恋心、怒りなどを
踊りに託すためのものらしいのですが、
別の視点から見ると、ユニバーサルデザイン的に感じ取れます。
それでいて美しい。見事な踊りであり、総合芸術といえます。


ちなみに弊社発行の「ユニバーサルデザイン」04号(1999年SUMMER)で
一度取り上げたことのあるロックバンド「
シャンテ 」。
こちらは手話で「歌う」バンドです。
WEBで検索すると、ほかにもたくさんの手話バンドが存在しているんですね。

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参考:CD「ハワイアーナ・ベスト」(Victor)のジャケット
(私、よく聴いています。昔のハワイアンとはひと味もふた味も違う現代的なハワイアンです)

(イラストはこちら のサイトよりいただきました)