Unityプラグインを開発しよう:その10:ReviewViewプラグイン(iOS版) | U-CREATES.の「たぶん」まいにち制作中。

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前回はWebViewプラグイン(iOS/Android版)を実装し、iOS/Android端末でWebページを表示しました。今回はReview機能のプラグインを開発します。

【機能概要】
◆ダイアログを表示し、同意した際にアプリから各プラットフォームごとのストア(AppStore/GooglePlay)へ遷移させて当該アプリのレビューを促す、もしくはプラットフォーム固有のレビュー機能をSDK経由で呼び出す機能です。

【ReviewViewPlugin(iOS版)を実装する】
◆以前紹介した検証プラグイン(iOS/Swift版)を用いると下記のような実装になります。
Unity側の実装は、静的メソッドを介してiOSの実装を呼び出しているだけですね。かなり簡単な実装です。
◆iOS版の実装はObjective-Cで実装された静的メソッドを経由して、Swiftで開発されたオブジェクトを呼び出す処理は検証用プラグインやWebViewプラグインと同一ですが、iOSのバージョンで利用するSDKが異なるのがポイントです。
iOSのバージョンが「8.0~10.3」の場合
UIAlertControllerを利用してダイアログを表示し、「はい」を押下したら各プラットフォーム別の当該アプリページへ遷移。「いいえ」を押下したらダイアログ閉じるという処理にしています。
iOS10.3以降の場合SKStoreReviewControllerを用いてiOSSDKから提供されているレビューダイアログを表示しています。このSDKは1行で記述できるので実装が簡単ですね。
iOS8.0以前のバージョンはサポートしていません。実装するとなるとUIAlertViewを用いて実装すると思います。

実行するとこのように呼び出されます。


先日リリースしたゲームアプリ(iOS/Android)のレビュー機能でも利用していますが、SKStoreReviewControllerの方が表示した後の外観が、どのアプリでも共通化されているのと、レイアウトがiOS端末っぽくて良いですね。



Unityで開発したiOSアプリで、レビューページへ遷移、もしくはレビュー機能を利用することができるようになりました。リリースしたアプリをレビューしていただけると幸いです。