相変わらず、
毎日うんざりすることは多くて、
主人の洗濯物すら触りたくない日も
多々ある今日この頃。。

なんか、でも、かわいそうにも
なってくるんですよ‥正直。

彼も高次脳機能障害になりたくて
なった訳ではないわけで、、

アルコールに依存するのも
生活する上での計画性や
人生設計にまでは
考えが及ばない感じも、、、

病前の彼ではないわけで。。

だからと言って
普通に戻る訳でもない。

まるっと受け入れることが
できるというのは
諦めに近い感覚があるのです。。

せっかく生きていて
人生一回しかないのに、
停滞すること7年。。
育児の苦しみ10年から続く、
この17年て修行みたい。


そんな最中でも、
ふと、思い出すエピソード。

18年前
主人とは
あれよあれよと結婚する流れとなり、
わたしは仕事をしながら、
週末ごとに新居を探したり、
海外生活前の準備をしていました。
ある週、
銀座に婚約指輪を一緒に買いに行ったときのこと。。

まずは銀座一丁目の有名店 A。
二丁目の定番のB。
憧れだけど予約することもせず
飛びこんだC。
疲れて6丁目のDではなんだか
不機嫌にすらなっていました。

でも、遠距離だし彼は多忙な人。
今日決めなきゃ‥

実は1軒目のAが値段は1番高いけど
質もデザインも気に入っていました。

6丁目で店員さんの話を聞いている時に
彼がちょっと席を外す‥と言って
10分以上戻ってこない‥

結局、戻ってきたのは30分後。
わたしも店員さんも
何とも言えない心境のまま
では‥と言って店を出ました。

ここでも決められなかったな‥
とわたしは思いながら、

彼は黙々と最初の店Aへ向かう。
閉店時間の15分前。

「これだよね」

そう言って、Aの店員さんに
取り置きしてもらっていた
あの指輪をわたしに見せたのです。

ちょっと感動しました。

そして、あ、この気持ちがあれば、
この人に一生尽くしていけるかも。

小さな出来事だけど
そんなもんで案外結婚して生活していく気持ちが決まった…気もする(今思うと)