頼りになる男らしい優秀な
15歳もいらっしゃるとは思うけれど‥
決まった草食系男子の一人っ子。
絵に描いたようなメガネの
クラスに一人いるよね的なビジュアル。
春休み私の実家へ一人旅。
生後から先天性の治療を続けて
多分普通より発達が遅れてる。
体格もか細い。
安く予約できたフライトが
もれなく一泊できるホテル付。
思い切って行かせてみた。
何となくだけど、
そろそろ親離れ子離れの
かわいい子には旅をさせろ的な
ことをうっすら実行。
空港からだってドキドキ電車。
駅でホテルを探す。
チェックインも一人。
気疲れしても、ふかふかで清潔な
自分だけの空間で、
ゆっくりお風呂に入れたと
嬉しそうなLINE。
普段の生活から
機械的にでも引き離して
気分転換させてあげられたかな。。
子どもはそんな方法知らないもんね。
(部活とか友だちの世界が
あまりないもので)
転校して、何とか毎日登校してくれて
毎晩泥酔するドタバタな父親を
見る現実。
それでも抱きついてくれる息子。
あんなに無理解な義両親の家にも
顔を出すという息子。
すごいな‥
ありがとう。
複雑だけど送り出す。
翌朝、
わたしの両親は、早く孫に来て欲しくて
7時半から息子に電話。
チェックアウトの11時まで
ゆっくりできる予定だった息子は
祖父母が用事があって不在に
するから、家に入れないから
早く来てって言ってるの?
息子が聞いても早く来いしか
言わないらしい。
仕方なくわたしから電話して
理由を聞くと‥
まぁ、彼らの勝手な理由で‥
息子は、初めてのホテル滞在で
色々緊張していたのか、
電話口で半泣き。
あぁ、まだこういう事だよね
ごめんね。
僕、悪くないよね?
うん、悪くない。
しっかりした対応だよ。
ありがとう。
あなたを想ってのことだから
祖父母のところへは
早めに行ってあげようね。
フロントで自分で
朝食付きにしてみた冒険の
慌ただしいチェックアウト。
今回、わたし目線では、
電話口で
張り詰めていた緊張が
途切れそうな息子に
大丈夫だよ
対応は間違ってないよと
肯定して勇気づけてあげられた
成長と
幼さと
実は心の複雑さを
垣間見た出来事
帰ってきたら
もう少しだけ
余力を傾けよう