夫の脳出血発症から四年が過ぎた。
左半身麻痺での歩行は、
運動コントロールが致命的で、
歩行修正が一歩たりとも正確には
再現できない。

高次脳機能障害の対応に
アル中対応まで追加され、
暴力や、
転倒骨折、脳挫傷のリスクも増え、

眠れない日もある。

息子は受験生。

私は就活再始動。
自分の入退院やら、
続く治療や
決めるべき方針で、
不安があるのに、
メンタルクリニックへの
カウンセリングまで
辿り着けない‥

ギックリ腰は何とか軽快。

さて、、、

義理の両親と、
実の両親が、

話し合うらしい。

私が死にそうになってやっと、
実の両親が、
仲良しごっこをやめるらしい。

義理の両親の無理解を肯定するかのような
実の両親の対応は失敗したことが、
今回わかったらしい。
たまにお見舞いして、
やってやった、
やってやったという義理の両親を
助長して、

自分の娘が倒れてやっと、
昔の人はもっと苦労した、
まだまだ甘いんだ、
などという解決策のない
意味不明の現実逃避が、
高齢両親4人の総意だったの
かもしれないけれども。

高次脳機能障害の人と
生活することでしか、
わからない、
不都合な現実や、
気味の悪さ、
落胆、
苛立ち、
息子に与える影響、
孤独、

10年くらい経てば、
軽快するんでしょ?
まだ4年じゃない。

私の両親は、自分たちは
その頃存命かもわからないし、
できる限りのことはするけれどと
言いながら、
やっぱり、町内会と健康体操と
通院と、、

パートナーを失って、
頼りにする人もいない、
自分が倒れてもなお、
夫が混乱しないように、
自分の病状を噛み砕いて説明する。
全身麻酔前の何とも言えない
不安の中で、
わたしは、
身体が不自由だから
頼れないんじゃない。
そう、義理の両親に言ってやりたかった。