経済的なこと、リハビリ方針、
会社とのやりとり、必要なサポートや
トータルにどうこの難局を乗り越えていけるのか、今までみたいに、夫婦では話せなくなって、わたし1人で何でも判断し、決断し、実行していく。

そして、頼りにしてばかりだったわたしは、全てがのしかかってきたことと、自分の甘さと、不安から取り乱すくらいのストレスだった。

家族の無理解も、今までの自分の行いが
悪かったせいなのかな、、、と自問自答している。

帰省で孫を見せに行ったり、
親孝行にと温泉旅行へ連れて行ったり、
ごくごく普通の日々だった。

主人は、左半身麻痺の痙縮か進んでいて
どんどん左手も左足も固まっていく。
足裏はもう地面に平らにはつかない。
何とか自分の動く右手で、随時マッサージしたり、体重を乗せたり、ケアしてほしいけど、リハビリはしてもらうもの、
寝ていればやってくれる、
くらいの認識しかない。


「できない」ことは、困るし、
しようとする努力も続かないんです。

だから、病識とは別に、硬化、劣化、損傷していく身体の可動域と清潔を保って管理していくのが、、諦めないで声かけしていくのが、正直、大変です。


別に、放置していいなら、その方が楽だけどね、、。

そう言うのは簡単だけどね。

努力の方向が違うから修正してるんだけど、
理由があるから止めていて

固執して、弊害があるから悩んでるんだけど、

どうして、頑張っているのに、とめるんですかとなる。(高次脳機能障害をご存知のはずの福祉関係者さん)

気分転換に外を歩くことは必要かもしれない。広くてスロープの長い整備された公園まで連れていって休日過ごしているよ。
でもさ、雨の中、ずぶ濡れで、道路のど真ん中バタンバタン倒れそうになりながら、パンツの色がはっきりするくらい、
ズボンの薄い色が濡れて張り付いている姿を、近所の人たちは哀れな目で見ているような気がしてくるんです。

息子の友だちが、お前の父さん見たぞ。

空間無視で、よけてるつもりが、現実は車道のど真ん中。
後ろからくる車がイライラして窓を開けてどけろと言うんです。焦って動くと頭からアスファルトに倒れそう。路肩も斜め。

車椅子は断固拒否。

四点杖は卒業したんだから使うもんか!

ドタンバタン、ドタンバタンと左足の装具を叩きつける音が響く。その足への衝撃で、歩けば歩くほど、膝が割れそう。
姿勢も崩れて、汗だくだけど、いっこうに
前には進まない。極め付けは公園のベンチでビールを飲む。
隠れて飲むけど、帰宅したら真っ赤っかで、嘘だとバレても怒鳴って否定。

それでも、止めても、怒って出ていく。
その頑張りを認め、褒めてあげてこそ、、にどう軌道修正してあげられるのでしょう、、、

正解がわかりません。

義母は、状況を説明すると、
「血も涙もない人だね!」
と電話で叫ぶ。
(高次脳機能障害を理解しないままで、
いくら説明しても、私の方が責められるだけなので、状況が知りたいなら、正常だと、どこが悪いんだ!と言うなら、その息子さんに説明してもらってみて下さい)

歩きたいなら、前へ進みたいなら、
歩行するための地道な体重移動やバランスを習得するために、室内で頭をフル回転させながら、前後左右、色々しなきゃいけない続けないと積み重ならない自主トレメニューが、図解付きで、動画付きで、
いっぱいあるんです。
必死でリハビリするはず。
必死で続けるはず。
復職するなら、体力温存するために、安全を確保するのが先決だと判断し、車椅子に乗るはず。

怒ってないけど、キツくなる。
(いや怒ってるか)
何度言っても同じことをするから。
しなきゃいけないことはしないから。
手を変え品を変え、
気分を変え、
環境を変え、
いろんな方向から
いろんな人から
いろんなアプローチをしても、

そこは他人事。

普通の大人の長期的な視点で
必要なことを

計画し、
判断し、
決断し、
実行することはない。