赤ちゃんが私の枕元に運ばれてきた。

すごく小さくて可愛い。。。

ほっぺたがプニプニと水饅頭みたいに潤っていて暖かく、けなげでいじらしい。

こんな清らかな赤ちゃんが私から生まれるなんて不思議で素敵。

でもあまりに疲れ果てていたから抱っこする気力がない。

胎盤を出したり会陰切開の傷を縫ってもらったり子宮をお腹の上からグイグイ押されたりと処置をされ、分娩台の上で2時間休んだ。

助産師さんに紙おむつのようなものをつけてもらい私が赤ちゃん気分。

だけどまだ出血がつづいていて、ドロドロ流れてくるのがわかる。

赤ちゃんは不思議そうな顔してこちらを見てる。「オチミちゃん」と胎児名を呼ぶと反応する。

口をぱくぱくさせてて可愛い。
腹を空かせてるのかしら。

2時間経過したためボロボロの体を起こして朝、8時半ごろ陣痛室に戻り朝食。歩くのも辛い。

箸を持つのすら疲れで力が出ないけど休み休み全部平らげた。

ペロリ

私の肩書きは食いしん坊だから食べることへの執着はどんな時もなくならない。

すると夫が病院に到着!

彼は絶対に立ち会いを希望していたが病院までは電車で1時間半以上。

お産が早すぎて間に合わなかった。

私としては逆によかったかも。
夫の前ではわりと醜態を晒してるけどあそこまでの醜態は晒したくない。いくらなんでも物事には限度がある。

今の私の風貌はボサボサ黒髪オカッパにデカイ眼鏡をかけていて大木凡人にそっくり。大木凡人似の妻が自らの髪を鷲掴みにして暴れている様子は限度を越えるはずだから。

夫は赤ちゃんを抱っこして私に労いの言葉を何度もかけてくれて私はどんなにつらかったかを語った。

赤ちゃんは生まれたてのわりにスッキリときれいな顔をしている。

二重瞼で顔はまん丸。耳は福耳。
目と鼻と口と耳は夫似だ。

夫は赤ちゃんの頃、めちゃくちゃ可愛かった。クリクリの目で口角が上がっていていつも穏やかに微笑んでるような。

夫似がいいなあ~と思ってたから似ていてうれしかった

夫は午後から引っ越しの立ち会いがあるので帰り、10時過ぎに両親が来てくれた。

母は「目がぱっちりしてて微笑んでるような顔してた!」喜んでいた。

両親が帰りランチタイム

ペロリ。

午後から母が再びやってきた。

抱っこをしたり写真を撮ったりはしゃいでる。

おっぱいをあげたらチクッチクッと可愛い音を立てて懸命に23分間吸っていた。

一休みしたせいか、気持ちに余裕が出てきてしみじみと愛しい気持ちが出てきた。

飽きることなく赤ちゃんを眺める。
3時のおやつを食べながら。


午前中までは壮絶な出産の痛みがトラウマになって母性がフリーズしてたけどこの子を見てると癒され痛みすら誇らしく思えてきた。

可愛くて可愛くてしかたがなくなってきて匂いを嗅いだりつついたりしてたら涙がポロリと出てきた。

ちゃんと母性が機能を始めたんだ。

おかあさんになるって良くできていてシンプルなシステムかもね!



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