15歳の夏に、初めて大きな病院に入院しました。
それまでも、ちゃんと薬を飲まなくて、先生に「そんなことしてたら病気治らないよ」とか
「ちゃんと薬飲まないと、将来結婚もできないぞ」とか、なだめたりすかしたり
お医者さんも、手をやく患者だったと思います。
入院してからも、早く退院したくて、看護婦さんの前で 泣いたり、怒ったり
暇過ぎて、ナースステーションに入り込んで、 看護婦さんを
手伝って 自分の分の薬を用意したり、注腸のくすりを調合したり
好き勝手に、していました。
パジャマとスリッパのまま、 タクシーを呼んで
一人で映画を見に行っちゃったり
まあ、 破天荒な事をしていましたが
病院の医師や看護婦さんが、自分の病気を勝手に治してくれると言う
そんな 妄想を持っていたように思います。
それが当たり前みたいな感じで・・・。
入院中の 私の担当の先生は、当時30代後半くらいだったでしょうか・・・
けっこう、フランクな感じの人だった。
A先生 「今度の金曜日に、内視鏡をやるよ。」
私 「 ええ?~ \(*`∧´)/ 嫌だーーー」
その直後 先生は こう言った・・。
A先生 「 俺だって 嫌だよ・・・ 」
その言葉に 衝撃が走った。
私は どうせ 「 頑張ってやらないとダメだよ 」
とかの優しい言葉が返ってくる
だろうと思っていたのだ。
日本は 特に 国民健康保険がしっかりしていて ちょっと病気になっても
安いお金で、当たり前のように病気の治療ができるから
病気になった人は、 病気になったのは 自分自身のせいだと自覚する
機会が少ないように思う。
そして 治してくれるのが当たり前みたいな感じだったり
治ったり 回復する事への感謝の気持ちも 感じる機会が
少ないような感じがする。
医療が受けられる事への感謝
薬がもらえる事への感謝
それらを 自分で選べる事
色々な事を インターネットで調べる事ができたり
自分で 民間療法や 漢方薬など 何でも試す事ができる
医者は 神様ではない事
医者だって 人間で
一生懸命 治してくれようと 頑張ってるいのに
病気とちゃんと向き合ってなかった自分を
反省した1日でした。