潰瘍性大腸炎を完治に導く方法のひとつに 「断食」 と言うものがあります。






 



これは、かなり長期に渡って、1日ジュースだけで他には何も食べないと言う



非常にへヴィーな状態を、3ヶ月ないし半年続ける、と言うものが



非常に多く、 確かに効果はあるようですが、



 



これでは潰瘍は良くなっても、別の病気になってしまいます。



 



 



栄養を摂らず、飲み物だけで血糖値だけを上げて過ごす危険を



皆さんはご存知でしょうか?



 



 



「機能性低血糖症」 と言う病気があります。



この病気は近年水面下で増え続けている病気で、日本の医師の間では、まだ認知



されていませんが、カナダやアメリカではかなり認知された病気だと言います。



 



この「機能性低血糖症」と言う病気は、 空腹な状態=低血糖な状態で、



甘いものやGI値が高い物を食べたり飲んだりする事によって、血糖値が急上昇し



その後急低下すると言う事を繰りかえしている内に、



インシュリンの分泌が不安定になり、肩こりや慢性疲労にはじまり、



自律神経失調症、鬱病、パニック障害、統合失調症など様々な病気にまで発展する可能性を秘めた、恐ろしい現代病です。



 



日本では、まだ広く認知されておらず、普通の血糖値の検査では検査できないのが



特徴であり、5時間糖負担検査という物を受けない限り発見されませんが



この検査を受けられる病院も少なく、専門の医師も少ないのが現状ですが



 



近年、主に鬱病などの精神的な病気の発端である可能性の高い機能性低血糖症



が増えていると言う裏付けになるように、自殺者が爆発的に増えて行っている現状



は、無視できない事実ではあります。



 



 



 



特に、断食の時は、ジュースなどの飲み物を中心にそれだけで過ごす状態ですが、



ジュースと言うのは、固形物と比べると、咀嚼する事無く一気に喉を通過して胃に入りますので、血糖値は急上昇しやすく、



それが果糖やブドウ糖などを含めば、血糖値の急上昇を引き起こしかねます。



 



断食の時は、常に空腹な状態であり、低血糖な状態である事は言うまでも



ありません。 低血糖な状態から、血糖の急上昇をまねき、その後急低下する、



 



 



断食とは、常にその繰り返しですから、機能性低血糖への危険は常にあります。



 



 



その上、貧血、栄養失調、を長期間経験する事で、栄養の吸収力が落ち



断食後の健康を大きく損ねる可能性が大いにあると言う事です。



 



 



実際に、3kg以上を急激に減量すると、身体にはかなりの負担がかかり



断食=短期間での3kg以上の減量の可能性



がありますので、身体の栄養の吸収力が著しく低下して、その結果様々な



病気にかかるリスクが出て来ます。



 



精神的にも、肉体的にも、かなりリスクがあると言う事を覚えておいていただきたいと



思います。