ねこです。
人はDNAのように螺旋状の
バイオリズムの中で人生を
駆け抜けていきます。
その官能的な人生の鼓動は
まるで波止場から眺める波の
ようで美しいですが
いざ自分の人生に置き換えて
みるとそうもいかないようです。
いつも絶好調！じゃないと
だめな私！自己嫌悪！と思う方も
いるようです。
ねこさんもそうでした。
このまま病気をもったまま
生きていくのは不本意だから
無理して嘘をついてでも
からだにむちをうとう！と
思っていました。
ホメオスタシスという
医学用語はご存知でしょうか。
簡単に言うと、
人は居心地のいいところへ
戻っていくという意味です。
例えば体温。
寒いところへいくと
毛穴は閉じますし暑い
ところへいくと、毛穴は
開いて体温を安定させます。
例えば環境。
長年、日本で働いていた
人が南米パラグアイで
仕事をすることになると
ホームシックになってまで
帰ろうとします。
肉体にも環境にもこゝろにも
居心地のいいゾーンがあります。
これは人が健康に生命を
維持するための機能で、
誰もがもっています。
がホメオスタシスがあるから
人はすぐ変われないのです。
（浄化できない）
筋トレをしてもすぐ筋肉は
つきませんし英語を学んで
もすぐ英語を話せない
ですよね。
つまり無意識で居心地の
良いところにずっといたがる
（リバウンドしたがる）
ということです。
部屋が汚い人は綺麗に
してもすぐ汚くなります。
下品な人は上品な言葉を
使ってもすぐ戻ります。
体重が５０キロの人が
ダイエットをして４５キロに
なっても、また戻ります。
これがホメオスタシスの悪い面
（と今日は言わせてほしい）です。
まとめると、
生物は一定の居心地のいい
肉体場所感情を保ちながら、
緩やかに上下に振動する
リズムをもっています。
筋トレしても英会話を学んで
もすぐ結果がでないのは、
緩やかにしか人は
変わっていけないためです。
短期的に筋肉がつくとか
英語ペラペラというV字進化
はそう簡単にはありえない
ですよね。（脳学習すれば
できると思うけど）
一歩進んで0.7歩下がる
感じで人は変わっていきます。
んー株価と似ていますね。
上がったり下がったりしながら
人は変わっていくということです。
人は上昇するときもあれば下降
するときもありますよね。
下降する時。
例えば…
病が悪化した時、太った時、フラレた時、
風邪を引いた時、仕事が失敗した時、
離婚しそうな時、野良猫に逃げ
られた時、職務質問された時、
天中殺（大殺界）の時、鬱の時
など多くの人が経験するような
時期というのは芸能人でも文化人
でも一般人でもあります。
頑張っても浮上しない時ですね。
我慢の時代といえるでしょうか。
そういうときに無理をして
浮上しようとすると逆効果です。
例えば、風邪を引いてるときに
風邪薬を飲むというのはまさに
逆効果です。
無理してV字に上昇
させようとしていますよね。
バイオリズムが下がってるときに
むちゃして上昇させようとしているので
体と心のバランスが崩れていきます。
風邪薬を飲んで一時的に上昇
しても体が下がろうと反発します。
これを何年も続けていると、
「いつも風邪を引いてる人」の
できあがりです。
エネルギーが常に
下がった状態です。
免疫力がどんどん落ちて
いってしまい運も落ちます。
風邪を引いたら（バイオリズムが
下がったら）体を温めて
にんにくでも食べながら
ゴロゴロ寝てたらいいのです。
恋愛でもそうです。
フラれたからといって無理
してV字回復を狙った
カリソメの恋愛に走ると、
恋愛中毒者になりまた同じ失敗を
繰り返す可能性があります。
結果的には「いつも片想いで
終わる人」のできあがりに
なります。
失恋したら（バイオリズムが
落ちてるときは）泣きまくって、
ペパーミントティでも飲みながら
猫カフェ（90分680円）に
通ったらいいのです。
学校や親やメディアは常に上昇の
人生を目指せ！下がるのは悪！
という刷り込みをしているに
すぎません。
音域のように人生は上下
しながら歩んでいくものです。
今までできていたことが
できなくなるというのも
バイオリズムを無視した
生き方から来てるかもしれません。
確かに風邪薬、一時的な恋愛は
必要なときもあります。しかし
それを常に使っていると…
V字回復を何度も狙った末期状態の
人の末路は違法薬物中毒や激しい
他者依存になります。
他人事ではありません。
人は上下に緩やかに振動しつつ
リズムを保つという習性があります。
そして徐々に振動を上に上げていく
こと、つまりなりたい自分に
なることは可能です。
そうすると新しい
熱量の高いホメオス
タシスが誕生します。
うつ？
うつは冬のクマの時期ですよ。
人も冬眠は絶対必要です。
私は一日に最低７回は
落ち込んでますが、リズムを保つ
ためです。
落ちてるときに劇薬を使ってまで
無理してあげないほうがいいです。
占いの世界でも天中殺、大殺界
がありますが、ネガティブな
概念ではなく自分を見つめる
時期だと考えています。
下がってるときは悪いことでは
なくちょっと足を止めたら
いいのです。
苦しいときは足元をみつめることです。
ねこさんも世間が気になる時期がありました。
世間という大きな組織に爪弾きに合わない
ように気にしていました。でも、
世間の風が冷たすぎるなら
コートの襟を立てて
歩いていけばいいから。
少し変わったやつくらいに
しか周りは認識しません。
（人は自分のことしか
考えてませんから）
大草原に咲くお花たちを揺らす
サイダー色の風が吹く日は、
必ずやってきます。そして、
見上げるだけが空ではありません。
足元には、この惑星（ほし）の
涙で出来上がった水たまりに
澄んだ空がひろがっています。
いつもありがとうございます。
ねこ
