南座に「曽根崎心中物語」を観に行って来たなり〜 | うっきーマウスの食いだおれ七転八起

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さっむいなぁ。
いつも無愛想な宅配屋のお兄ちゃんに「今日は一段と寒いですねー」と言われてびっくりしたわ。
兄ちゃんの時短のために、いつもドアを開けて待ってるくらい気を遣ってるのに無愛想だったんだよ。(笑
今日はどないしたんやろ。
何かええことあったんかな。
ハハハ。

さて、忘れないうちに「曽根崎心中物語」の観劇記録を残しておきます。
今回はWキャスト入れ替えで、壱太郎さん・お初、右近さん・徳兵衛が桜プログラム、右近さん・お初、壱太郎さん・徳兵衛が松プログラムでした。
私たちは関西風を観たかったので、壱太郎さんお初の桜プログラムを観ました。
なんだろ、人のええ頼りない徳兵衛、右近さんぴったりじゃん。
また九平次役の松十郎さん(仁左衛門さんのお弟子さんでめっちゃ男前)が、本当に嫌な奴でいいのよ。
↑おちょやんで岡安の女将の篠原涼子さんの恋人役だった人。
私の愛する亀鶴さんよく九平次を演るんだけど、人の好さが出るんだよねー。(笑
そこいくと、松十郎さんはもっとクールな感じでニンだと思う。
席は最前列の花道横。
ここは階段と手摺りがあって、ちょっと入り辛いの。
チケット取りのときに「失敗だなぁ」と思ったんだけど、花道はめっちゃ近いのよね。
七三で行われる芝居がほんの数十cmのところ演られるの。
匂いから息づかいまで伝わってくる。
誰にかわかんないけど照れちゃった。
今回は1時間半のお芝居で幕間も1回しかなくて出入りがしなかったから、失敗というほどではなかったな。
今回はいつもの曽根崎心中ではなくて、「曽根崎心中物語」と謳ってるだけあってラストが随分違ったのよ。
簡単にあらすじを言うと..
叔父のお店で手代をしてた徳兵衛と遊女のお初は恋仲なのね。
徳兵衛とお初の交際に反対してる叔父が姪との縁談を持ってくるのよ。
叔父は徳兵衛の継母に持参金二百貫を渡してしまってるから、「縁談を断るなら金を返せ」と。
何とかお金を取り戻して叔父に返そうとするんだけど、人の好い徳兵衛は期限までまだ日があるからと友達の九平次にそのお金を貸してしまう。
九平次に返金の催促したら、「そんなお金は借りていない。証文に押してある印鑑は落としたと届出がしてある。俺を嵌めようとしたな」と。
証拠もないし、徳兵衛を信じる者は誰もいない。
絶望した徳兵衛はお初と心中道行に向かう。
徳兵衛とお初が出て行ったあとに、九平次の悪事は暴かれ徳兵衛の叔父が結婚を許すつもりだったことが判明。
が、2人は心中した後だった。
あんたら、死ぬことなかったやーん!
と本来はこういうオチなのよ。
確か、刃物で徳兵衛がお初を手にかけるシーンもあったと思う。
だけど、今回は2人が心中に向かう橋や森を丁寧に描いて、花道からはけて幕だったの。
これはこれでロマンティックで好きだわ。
だって、物語を一部始終観てる観客は「死ぬことないやーん!」って、結構現実に引き戻されるじゃん。
こんな遣る瀬ないことないよ。
映画「国宝」で有名な縁の下の徳兵衛と縁台にいるお初の足での会話、キタキターッ!だったわね。(笑
でもね、若くて美しい壱太郎さんお初より、私が観た藤十郎さんのお初の方が美しいかったし色気もあったの。
不思議だわ。
藤十郎さん、私が観た時にはかなりのお年だったのよ。
私は美しいものが好きだから基本お年を召された女方には懐疑的なの。
それでも、私の中でお初は当分藤十郎さん以上の人が出て来ない気がする。
おじいちゃんだったのに。
って!何回も言うな〜。
ハハハ。
義太夫の「この世のなごり、夜もなごり...」「...恋の手本になりにけり」、終盤にグッと物語に入っていけたのもよかった。
ああ、コレよ、コレ!
こういうのが歌舞伎のいいところよね。
右近さんお初も観たくなったよ。
↑お財布の関係で観られなかった。(笑
お芝居の後は、壱太郎さんと右近さんの座談会もあったの。
写真は安定のポンコツぶりです。
楽しかったけど、しっとり終わったお芝居の後にコレ!?
もう少し余韻を味わいたかったな。(笑
そうそう。
入り口で飴ちゃんをもらいました。
お初のかんざし?徳兵衛の笠かな。
そういや、三月の花形はいつも何かいただくわ。
マスクやシール...だったかな
どこにやったんだろ。
って!覚えてないんかーい!