 今朝、出勤する夫と一緒に出て散歩したの。 途中で鍵を持って出るのを忘れたことに気付いた。 夫が鍵をして、私はまた手ぶらで出たんだな。 うん?またベランダを跨ぐ? いやいや、さすがに私も学習しますよ。 前回締め出されたときに、ムラカミーチェんちで家の鍵を預かってもらうことにしたんです。 って!他力本願かい! ハハハ。
さて、先週観劇して一週間、そろそろ記憶も怪しくなって来たので記録しときます。
今月の歌舞伎座は昼の部が幕間も合わせて5時間、夜の部は3時間弱だったのよ。 幕間35分だから正味2時間半しかなかったの。 さすがに同じ値段はないわ。 コストパフォーマンス悪過ぎるよね。 ったく、5時開演だから終演も遅くなると思ってお泊まりにしたのに、こだまの最終に間に合ったじゃん。 三谷歌舞伎は当初もっと長くやるつもりだったんじゃないのかなぁ。 つうか、昼の「鳥獣戯画」を夜に持って来てくれたらよかったんちゃうのかのう。 ↑昼の部も観たかったんだけど、お財布の都合で諦めた。(笑
というわけで、夜の部の「當年祝春駒」と 「歌舞伎絶対続魂」を観ました。 なんだろう、私、曽我ものの見取りの良さがわからん。 あれはいったい何がしたいの? もちろんバッグボーンも知ってるけど、いつも中途半端でモヤモヤするのよ。(笑 ま、大磯の虎の米吉さんは美しかったし、五郎の萬太郎さんも十郎の橋之助さんもキリッとしてて素敵でしたけど。 そうそう。 朝比奈が誰だか最後までわかんなくてねぇ。 筋書を見たら虎之介さんだった。 いやー、全然わかんなかった。
席はセンターブロック最前列。 三谷さん脚本演出の歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)。 めっちゃ楽しみにしてたんです。 私、幸四郎さんのふざけた役、大好きなんです。 莟玉さんと新悟さんのコメディアンヌ(?)ぶりには、感心しましたよ。 2人には笑わせてもらったわ〜。 ストーリーは四の切の劇中劇、どんなアクシデントが起こっても幕を閉めるなと。 楽屋でのドタバタが進むんだけど、うーん、ちょっと古い。 私、好みじゃなかったかも。 何度かスンとしちゃった。 役者の皆さんはよかったのになぁ。 めっちゃ楽しみにしていただけにちょっぴり残念。 これ、よだいめがいたら、もう少し何とかなったのかしら。 「あの役を彼がやったら、もう少し景色が違ったかも」なんて思って観てました。
翌日は劇団☆新感線の「爆烈忠臣蔵」を新橋演舞場に観に行きました。
期せずしてこちらもショウ・マスト・ゴー・オンだったのよ。 お上に禁止されても、みんなで幕を開けようって熱いやつでした。 2日続けて同じようなテーマで観るとは。 こちらは忠臣蔵が劇中劇でした。 私、初めて新感線を観たんだけど、ずっと観てみたかったんです。 タイミングが合って席も最前列が取れたので、これもめっちゃ楽しみにしてました。
こちらは幕間1回30分を含めて4時間よ。 長い! 短くても長くても文句言うんやなぁ。 演舞場の椅子にお尻が悲鳴を上げたわ。 ハハハ。 先に結論を言うと、もしこれが新感線のスタンダードな形なら合わないかも。 誰が一番早口で噛まずにセリフを言うか選手権みたいだった。 これ、ずっと変わらずやってるのなら無理だわ。 それにしても、向井理さんの顔はちっちゃくて、背が高くてほんまに格好良かった。 彼のシニカルな笑顔におばちゃんドキドキしたよ。 誘われたら、絶対にホイホイ付いていっちゃう。 ほんでもって、早乙女太一さんの殺陣は素晴らしい! スピードと型、惚れ惚れしたー。 古田新太さんは今までただのアル中のおっさん(失礼!)と思ってたんだけど、やっぱり舞台俳優なのねー。(笑 あの年齢であのセリフ量、すごいなぁ。 羽野晶紀さんもめっちゃ若々しくて素敵だった。 彼女はテレビで甲高い声でキーキー言ってるイメージだったんだけど、舞台で声は低くてよく通るじゃん。 普段もあの高さでお喋りになったらいいのに。 主な演者はそれぞれ存在感が半端なかったよ。 私には合わないだけで、この舞台自体は初期のメンバーの息がぴったりでかなり出来のいいものなんだろうと思う。 あ、大道具、舞台転換が素晴らしかった。 歴史のある劇団のノウハウは違うんでしょうね。 しかし、演者もそうだけど客層もまぁまぁ高くて、新感線もこれから世代交代が大変だろうなぁと思った。 余計なお世話だっつうの。 ハハハ。
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