今月は2日に分けて歌舞伎を観てきました。 ![]() 演目は「婦系図」と「源氏物語」。 ![]() まぁ、これは客が入りますよね。 珍しく早い時期に売り切れになってましたわ。 私の席はセンターの最前列。 ![]() 仁左衛門さん・早瀬主税は玉三郎さん・元芸者のお蔦と同棲してるんだけど、彌十郎さん・師匠に内緒にしてるの。 それが師匠にバレて、「自分と女とどちらを選ぶ?」と迫られて師匠を選んじゃう。 掏摸だった自分を一角の人間にしてくれた師匠にや奥さんに恩はあるだろうけど、「しょうもない選択させんな」と怒るところだろうが。 お蔦に別れを告げてるのに、「今日は一緒に帰ろう」だってよ。 つまり最後の夜を過ごそうってことでしょ? ええーっ!?あんた、厚かましいなぁ。 とにかく早瀬、お前が悪いよ。 もっと強くなれつうの。 なんだろうなぁ、これが世話物とかの衣装や頭ならまだ物語として入り込めるのよ。 短い髪にセリフは現代語、リアル過ぎて胸糞が悪い。 私の中で、ただのクズ男とそんなクズを好きになった愚かな女の話になっちゃってねー。 変な笑いが出ちゃったよ。 隣りのおばちゃんは純愛?悲恋?、と受け取ったようで玉三郎さんの健気な姿に涙してた。 私が汚れちまってるのか。 ハハハ。 源氏物語は六条の御息所がひたすら面倒臭い女で怖かった。 セットは紗の御簾をいくつか並べて、手前と奥が(透けて)見えて2つの空間が舞台上に存在するような感じにしてあったの。 美しかったし、効果的だったと思う。 染五郎さんも玉三郎さんも50歳以上差があるように見えなくてねー。 2人共美しかった。 これはストーリーもわかりやすいし、外国のお客さん(結構いた)は楽しめたんじゃないかな。 六条の御息所の巻きを持って来たのは成功だったと思う。 翌日昼の部を観ました。 演目は「俊寛」「音菊曽我彩」「権三と助十」 ![]() 去年仁左衛門さんの俊寛を観てるんだけど、ちっちゃくて生や都に未練がましい俊寛だったのよね。 それはそれでリアルだったんだけど、吉右衛門さんのどこか達観したような潔さのある俊寛の方が私にはぴったり来ての。 ↑吉右衛門さんで観てるし、芝翫さんでも観てる。 もう観られないと思ってたんだけど、菊之助さんがびっくりするほど吉右衛門さんだったの。 もちろん迷いや未練もあるんだけど、プライドのある俊寛でした。 格好よかったわ〜。 仁左衛門さん俊寛より好きだった。 吉太朗さんの強くて弁えてる田舎娘の千鳥もよかったなぁ。 ガサツ過ぎず、前に前に来ない感じがよかった。 ただー、目の前に崖が現れるからさぁ、最前列で観るもんじゃないんだよね。(笑 ![]() 左近さんの化粧坂少将に見惚れて、魁春さんの大磯の虎に突っ込む。 あんたら、どう見ても同僚に見えへんやん。 心の中で朝比奈に「あんた誰?」とやってたら巳之助さんだったり、眞秀さんに「可愛い〜」と忙しかったわ。 最後は「 と私的には盛り沢山だった。 権三と助十は、駕籠舁の獅童さんと松緑さんと長屋の人が繰り広げる喜劇。 父親が強盗殺人を犯したとして審議中に牢で病死した聞き、大坂からやって来た左近さん・彦三郎。 「父がそんなことをするはずがない。せめて汚名を晴らしたい」と歌六さん・大家に相談。 それを聞いて、権三と助十は「犯人を見たかも」と吉之丞・左官屋勘太郎を告発する。 勘太郎は一旦釈放されるが、それは証拠固めのためであったと。 無事証拠も発見されて勘太郎はお縄に。 大岡越前は彦三郎の父の冤罪を疑っていて、本当は生きているのに病死にして真犯人を泳がせていたのだった。 めでたしめでたし、で幕。 松緑さんも獅童さんも楽しそうに演ってみえたよ。 どうやら左近さんはゲラらしく、笑っちゃいけないところで笑ってイジられてました。 アレ、絶対に誰かに仕掛けられてるよね。(笑 その雰囲気も含めて、ほっこりええ演目でした。 |




