歌舞伎座から国立演芸場へなり〜 | うっきーマウスの食いだおれ七転八起

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この2週間ほどバタバタしてたんですけど、そういう時に限って図書館で予約してた本が回って来たりするんだよねー。(笑
自分が何ヶ月も待ったから、次の人にも早く回したいじゃない?
「木挽町あだ討ち」をさっさと読んで、散歩のついでに返して来ましたわ。
↑伏線を綺麗に回収しすぎて白けたな。歌舞伎やないわ。
ついでって!いつもより1kmも歩いてどうするねん。
もうね、朝起きるとあちこち痛いんだよねー。

さて、歌舞伎にどっぷり週間、記録を残しておきますかね。
昼の部の「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観ました。
天竺徳兵衛は別の話で観たことがあるし、他で大蝦蟇も観た気がするけど、このストーリーは記憶にない。
序幕はいつもの大事な刀を失くして、お家取り潰しかい?って話よ。
その命より大事な刀を恋人に横恋慕してる人に盗まれたって?
なんちゅう間抜けな話やねん。
と思ってたら!大詰めで「オイオイそんな壮大な話なんかい!」になりました。
前半と後半、まるで違う話でめっちゃ戸惑ったわ。
↑完全版が観たい。
南北先生、どうかしてますやん。
大詰めは刀を失くした兄ちゃんがいるお宅に、突然天竺を旅した茶髪天パーの兄ちゃんがやって来るの。
何で天竺を旅しただけのコテコテの兄ちゃんが茶髪の天パーなん?
つうか、気晴らしに兄ちゃんの天竺話を聞くんだけど、そんな素性の知れん人の話を聞こうと思う?
もう明日にはお家取り潰しになるかも何やで。
ほんでもって、匿ってくれてる味方やと思ってた人が明国再興を志して日本に来た人で、時節を窺ってるって?
ええーっ!?世界征服ですか。
何?何?天竺帰りの兄ちゃんは世界征服を狙うおっちゃんの生き別れの息子やて?
刀を盗まれた間抜けな兄ちゃんと恋人は、どさくさに紛れて駆け落ち?
んなん、最初から逃げてたらよかったじゃん。
最後、天竺帰りの兄ちゃんはおとっつあんから蝦蟇の妖術を授けてもらって、大蝦蟇に変身して大暴れで幕。
何やろ、よくわからんかったわ。(笑
刀を盗まれた将軍家の重臣・佐々木桂之介を巳之助さん、その恋人銀杏の前を新悟さん。
天竺帰りの兄ちゃんを松緑さん、おとっつあんを又五郎さん、おっかさんを高麗蔵さんが演られてました。
松緑さんが蝦蟇の着ぐるみに入ってたのにはびっくり。
もちろんすごい汗でした。
ただ中盤辺りが冗長で途中ちょっと退屈になるんだよね。
もう少しドキドキ出来てもいいはずなのになぁ、惜しい気がした。
席は最前列センター。
ほんまに最前列じゃなきゃ寝てたと思う。
次は文七元結物語」
寺島しのぶさんが歌舞伎座に立たれるというので話題になってます。
ジェンダーの問題ではなくて、お気の毒だけど、あまり声がよくないのね?
女性的な甲高い声なので、そこだけ浮いちゃうかな。
私がヤバいんじゃないかと思ってたのは、山田監督の方。
ビンゴだったわ。
娘が親のために自らを廓に売る話ね、ここをウエットにしてるのよ。
ちゃうねん、これはそういう話ちゃうやん。
そこをそうしちゃうと笑われへんねん。
なんでこんな野暮な演出したかなぁ。
トホホな感じ。

この日、夜は国立演芸場の「講談三夜」の二夜目へ。
伯山さんはインフルエンザで休演。
チケットは数分で完売だったし、入り口には「完売御礼」の看板があったのに結構空席がありました。
皆さん、現金ですなぁ。
私は頑張って最前列を取ったんだけど、最前列でさえ3席空いていました。
面白かったのになぁ、もったいないね。
松鯉先生は伯山さんほどインパクトはないけど、しみじみええ話をなさってたのよ。
出演者は旭堂一海、神田松鯉、旭堂南北、宝井琴梅、旭堂南湖、 神田紅。
講談協会・日本講談協会・なみはや講談協会 三派の会で、どうやら旭堂一門は関西の方らしかったの。
初めて聴いたけど、言葉も感覚もすっと入って来て、好きなタイプだったわ。
まぁ、それにしても度肝を抜かれたのは紅さんよ。
マリリンモンローの一生を語られてたんだけど、金髪に着物、黒の編みタイツを履いてみえた。
↑お見送りをなさってた。
なんだろ、めっちゃアバンギャルド。
私、講談と落語の違いがよくわからんと思ってたんだけど、彼女を見て漫談との違いもわからんと思ってしまった。
彼女は張り扇も使ってなかったしね。
引き込まれたし面白いと思ったけど、ジャンルはわからん。(笑
しかし、違う一門の講談を、しかも講談ばかりを聞く機会はないからめっちゃ楽しかった。
それぞれ本当に違うんだもん。
笑ったししみじみしたし、来てよかった、
お昼の歌舞伎が消化不良だったから、救われたわ〜。