まだまだ寒いけど、空気のニオイがやっぱり春なんですねぇ。 実家でもイカナゴ漁が解禁になったようです。 ↑実家では「小女子」と言いますけど。 近所で一斉に炊かれるイカナゴの釘煮、大嫌いなニオイだったけど、今は何となく懐かしい。ふふふ。 懐かしいと言えば、昨日ね、車で「御園座」に向う途中大須の辺りで歩道に人だかりが出来てたのよ。 「何だろ?」と思って見たら、「E.L.L」の前に出来た人だかりでした。 「E.L.L」と言えば、10代の頃よく通ったライブハウスじゃないですか。 30年後の私は歌舞伎を観に「御園座」に向ってる。 いやーん、30年よ、30年。 何だか変な気分になったわ。 あの頃の私は今の私が想像出来たかしら。 きっとあの頃の私は今の私を見て、「ダサッ!」と言ってるんだろうなぁ。 さて、昨日の歌舞伎の話の続きね。 ![]() 花道寄りより舞台が近くに感じられますな。 ただ私は右向きが楽なので、ちょっと首が痛かったわ。 幕も席からは全体が撮れません。 「後ろに移動してまでは・・・」と面倒くさがった結果コレですわ。(笑 ![]() ・一幕目「春調娘七草」 曽我五郎ー右近 静御前ー春猿 曽我十郎ー笑三郎 ・二幕目 「ぢいさんばあさん」 美濃部伊織ー中車 妻るんー笑也 宮重久右衛門ー猿弥 戸谷主税ー薪車 石井民之進ー弘太郎 宮重久弥ー月乃助 下嶋甚右衛門ー右近 ・口上 ・四幕目 「義経千本桜 川連法眼館の場」 佐藤忠信/忠信実は源九郎狐ー猿之助 駿河次郎ー門之助 亀井六郎ー右近 飛鳥ー竹三郎 川連法眼ー段四郎 静御前ー秀太郎 源義経ー藤十郎 まず一幕目はねー、私、結構楽しみにしてたの。 右近さんも春猿さんも観るのは初めてだったから。 意外だったのが、右近さんは小さいのね。 お顔の大きさからして(失礼!)、もっと大きい人だと思っていました。 私の中のイメージとちょっと違ったかなぁ。 曽我五郎は、もっと荒々しくて、ダイナミックな方がいいような・・・。 春猿さんもイメージとは違いましたわ。 線(体ではなく)が細すぎるのかなぁ、妖艶さがもう少しって気がしました。 何だろ、「ちょっと違う」って感じが最初から最後までしちゃったんだよねぇ。 ↑マリ造も同じような感想を抱いたらしい。 ここで15分の休憩。 また飽きずにこんなもんを食べてます。 ![]() 形から入る我ら、御園座に来たらコレ、と決まっております。 ふふふ、他で食べたらどうってことないものでしょうが、ここでは特別です。 これを食べなきゃ御園座に来た気がしないわ。 本当に食べ納めになったりして。 続いて二幕目の「ぢいさんばあさん」 お話はね、血の気の多い義弟が喧嘩して怪我をしたもんだから、弟の代わりに妻子を残し京都へ単身赴任することなった伊織。 京都でええ刀を買うて、それを仲間に見せびらかすために宴を開いているところに、嫌なヤツ(下嶋)が割り込んできて絡むんだなぁ。 またさぁ、刀を買うためにお金が足りなかったもんだから、下嶋にお金を借りてるわけよ。 もちろんネチネチと嫌味を言われますわな。 仲間に「何で下嶋なんかに金を借りたんだ?」って言われるんだけど、確かにわしもそう思いますわ。 あんた、お金を借りるってことがどんなことかわかってないでしょ。(笑 下嶋にしてみたら、自分が貸したお金でこんなええ刀を買いやがって!って、そらあまり気分のええもんちゃいますよ。 値打ちがあるものなら余計そう思うのが、人の気持ち。 「こんななまくら刀をつかまされて」なんて言いたくなるのもわかりますわね。 で、束から出して「ホラホラ~」とやっちゃうわけよ。 もう結果はおわかりですわね? 揉み合っているうちに伊織が下嶋を斬っちゃう。 あーあ、だから言わんこっちゃない。 伊織は越前で謹慎を言い渡れて、妻・るんは黒田家に奉公に出る。 時は流れ37年、伊織の謹慎が解けるんと再会、時を経ても変わらぬ夫婦愛をしみじみと描いたものなんだと思う。 しっかし、37年ゆうけど、赤ん坊(伊織が謹慎中に死んじゃう)がいる夫婦なんだから、多く見積もっても事件を起こした頃は30歳くらいでしょ? だったら、まだ翁と嫗になるには早過ぎますがな。 なーんて、突っ込んだら話にならんわね。(笑 さて、興味があるのは中車さんの演技ですよね? 私は多くを期待するのはお気の毒だと思うんです。 でもね、お金を取るからには・・・と言うもの正直あります。 何だろ、全ては「間」なのね。 だから、こういうしんみりした作品だと余計にその「間」を外されると、調子が狂っちゃうのよ。 浪花鑑で笹野さんがやった舅役みたいな泥臭くて熱い役、そしてもっとスピード感のある演目の方が、まだ彼の良さが出せるんじゃないかなぁ。 またね中車お気の毒なのは、脇を固める方達よ。 笑也さんは2回も噛んでたし、セリフの出て来ない方もいらしたの。 澤瀉屋さん独特の事情がおありになるんだろうけど、所謂本流の方が出ていらっしゃらないのよねー。 前回観たのが「勘九郎襲名披露」だったから、余計に出演者が見劣りする感じがしましたわ。 さ、30分の休憩にはまたいつものお寿司。 ![]() だって、これが一番早く食べられるんですもの。 前回まではまがりなりにもお吸い物にしんじょうが入っていたんですけど、昨日は完璧に「はんぺん」でしたわ。 もう最後だからって手を抜き好きじゃない?ハハハ。 ↑今の御園座の最後の公演なんだー。再開は未定。 あ、はんぺんは雛祭りにちなんでか、はまぐりの形をしておりました。 口上は猿翁さんが休演でしたが、藤十郎さんが仕切って一門の皆さんがご挨拶なさってました。 うーん、私の耳のせいか、藤十郎さんが何を言っているのか聞き取れなくてね、ちょっとキツかった。 思わずマリ造に「私だけ?」と聞いちゃったわ。(笑 ふふふ、私だけではなかったようです。 25分の幕間、もうモナカもお寿司も食べて何もすることがなかったので、持ってたiPadminiの内カメラで「自分撮り」なんかをして遊んでいましたの。 オイオイ! でも、カメラなんか使ったことないから、操作方法がわからなくてさぁ。 「シャッターを押そうと思ったら、どうしても手が入っちゃうよ」と。 ![]() 180度回転させたら、カメラと反対側にシャッターが行くでしょうが。 しばらく気が付かずに「どうして?どうして?」とやっておりました。 ↑私の方が先に気付いたんだけど、マリ造は???な顔のまま。 タブレットの特性知らないおばちゃん達でした。(笑 さ、メインの猿之助さんの源五郎狐でございます。 前回の「勘九郎襲名披露」の夜の部と同じ演目です。 何で続けて同じ演目!? まぁ、私達は勘九郎狐と猿之助狐が比較出来てよかったのかなぁ。 それにしても藤十郎さんの義経、秀太郎さんの静御前、まるで志村けんさんのコントのようでした。失礼! ↑前回は菊の助さん、七之助さんだったから余計ね。 勘九郎狐の方は狐の動きの可笑しさを前面に出してた気がするけど、猿之助狐の方は妖を前面に出してる感じがしました 悪僧との戦いはレビューを観ているようでしたし、狐が出てくる仕掛けも、ラストの宙吊りも構成の完成度は澤瀉屋さんの方が高いと思います。 猿之助さんの動きもしなやかで色気もあって素敵だったし、さすがに観せ方がお上手です。 ただ「どちらが好きか?」と聞かれたら、私は勘九郎狐の方が好きです。 無骨だけど一所懸命に演じてる勘九郎さんの姿に感動したのよ。 舞台って、役者の上手い下手だけじゃないんですね。 何だろ、ライブ感とでもいうのかしら、舞台と客席が一体になる感じ。 そんなものが勘九郎狐にはあった気がします。 ええ、もちろん猿之助狐を観に行くだけでも価値のある公演ですよ。 ってこの言い方もなんだなぁ。(笑 とにかくこれで今の御園座での公演は最後。 ![]() 4月はいよいよ新しくなった歌舞伎座に遠征です。 ふふふ、5月までしばらく歌舞伎漬けになりそうですわ。 |





