一年くらい前の写真を使いました。

 

メシヤと我々 

1972年4月23日 日本 東京教会 

神を失った人間

 この世に住んでいる一般の人は、メシヤが必要であることを知る者はほとんどいません。宗教生活をする者に限ってそれを知る。「人間は救いの道を求めていかなければならない。この世において我々人間としては未完成の者である。完成した人間の価値を求める。あるいは理想の人格の基準を求めているんだけれど、求めているその者は、この堕落圏内にいる。現世に住んでいる自分たちの努力において、それが成されると思う人は多くいるかもしれないけれど、堕落している現世の人間自体がいかに要求しても、完成基準には到達することはできない」ということを我々はよく知っているのです。

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サタンを追い出すメシヤ

 この使命を果たすべき存在がメシヤである。メシヤ、メシヤ、メシヤ。だから神様も、絶対メシヤが必要である。堕落した人間も絶対メシヤが必要である。この環境から抜け出るには、メシヤなくしてはできません。そうなったら、そのメシヤはどういうお方か? 霊界のすべての完成と、地上のすべての完成にも責任を持たなければならない。霊界、地上界すべての完成に責任を持たなければならない。この責任を成すという目的基準が、統一思想でいえば、統一教会の名称を借りれば、これが天宙完全復帰という言葉である。このようなメシヤが地上に来られるには、霊界を統一せずしては地上を統一することができないからです。

 堕落は何か? 霊界から始まった。だから霊界において一つの方法で治める、その基準、絶対的主権、主管権、これを持って来られるお方がメシヤである。そういう立場で、霊界を統合し得るその内容を持って来られるならば、神様の秘密、サタンの秘密を、すべてを分かって地上に来られるのである。それで地上に来て、いっぺんに地上を占領してしまうのではない。一人ひとりからである。子供が生まれる時には、ふたごもあるけれど、それは非原理に近いものである。

 ふたごの子供があった場合には、復帰自体においてカイン・アベルとか、エサウ・ヤコブというふうに、歴史の重大事件の復帰原理を延長させるために生まれてきたといえば、それでいいよ。一人ずつ生まれてきたので、お母さんも一人、お父さんも一人ずつ生まれてきたので、一人から始めなければならない。その一人を中心として、もし男がメシヤだったら、どの一人を誰から始めるかということが問題である。前にも言ったように、男は? 男は女のために生まれてくるんだ。だからこのメシヤというものは、こういう天宙の中心の核として来られるお方は、
男で来るか、女で来るかということが問題だよ。

 男に聞けば「はーい、男で来る」と言う。女に聞けば「はーい、女で来る」と言う。なぜか? 男は実際何もやるものがない。体としては何もやるものがない。女は、体としてはお乳をやるんだね。子供に飲ませ、食べさせるんだけれど、男には何もやるものがない。何かあるの? そういう立場から見た場合に、男より女? 男のメシヤが来たらいいか、女のメシヤが来たらいいか?

 では、女のメシヤが来たらいいの? 日本の場合には天照大神は女か男か? 日本人はよく知っているんじゃないの?(女です)。日本人から言えば女で来たらいいじゃないの? これはおもしろい。世界中でそんな国はたくさんはない。
そういう血統を受け継いだから、日本人は女といえばもてはやされるよ。男で来たらいいか? 女で来たらいいか? 男は欲張り、最高の欲張りだ。かなえられなかったらみな一人で取ってしまう。それは、女にすれば男がいいかもしれない。男にすれば、男がいいだろう。(笑い)

 神は原理の神だ。神がメシヤをよこすには、原理に従ってよこすしかない。まずもって、そのメシヤたる者は原理を中心として完成した者である。原理を、専門的な原理を中心とした者でなければならない。そうなるんですよ。原理によってつくられた一人だから、原理を中心とした思想を持って来なければならない。そうすると神自体も原理から見た場合、男が初めや? 女が初めや?(男です)。どうしてか? 女から子供が生まれてくるんだよ。なぜ、男だ? 聖書に書いてあるから信じて?(神様が男だから)。なぜ神様が男か、女か? 見たのですか?(笑い)

 そうかどうか分からない。実験してみなきゃ分からないよ。さあ男か、女か? 人間は何が主体か? 今度アメリカやヨーロッパへ行って質問されたのもそれなんだよ。何で男が主体ですか?(お父様がメシヤだから)。お父様がメシヤかどうか分からないよ。(原理を解かれました)。原理が間違っているかもしれないよ。そういうと限りがないよ。実験しないと分からないよ、しないうちはそういうことを言うなというんだね。

 問題はそこなんだよ。人間は人間として生まれてくる時は、女か男に生まれてくるけれども、男が先か、女が先か? そもそも人間は何から生まれてくるや? それは男から生まれるようになっておる。人間の子供の種は、女から生まれるんじゃない。男から生まれるようになっているのです。分かりました? 原因の出発点は男から、神様から見ても、男を中心としなければ原因の主体性を立たすことができない。男を中心としなければならない結果になっているから、
男のメシヤが来なければならない。女は何か? 畑だ。女が主体にはなりません。男が主体である。先にあった。人間の生まれるその種は女にあるんじゃない。男が先にある。だから原理的に見た場合には、男が主体者にならなければならない。

 もう生まれつき良く教育されているから、日本の女は男に絶対服従するようになっている。家庭から、社会から、国家からそうなっている。よくよく従うようになっている。アメリカは反対だね。東洋は女が一番下であり、西洋は女が一番上であるというんだね。反対でなければ平均がとれない。先生、驚いたよ。西洋に行けば、なぜ左手を専門的に使うや? 東洋では左手を使ったら片輪みたいに思うんだけれども、西洋は左利きが多い。寝るのも東洋人はあおむけで寝るが、西洋は真下を向いて寝る。呼ぶのもこういうふうに呼ぶ。よくよく釣り合うようになっている。中心から見た場合には、これは反対だ。だから一つにならなければならない。

 ここにも西洋の食口たちが来ているんだけれども、彼らも先生が必要だよ。だからメシヤは神様も仕方なしに、男をよこさなければならないし、人も男を望まなければならない。だから男が来るんだ。男が来る。男のメシヤは何を求めてくるのか問題である。何を求めて来る? 女を求めて来る。気持ち悪いんだけど女を求めて来る。女と思えば、気持ち悪く思ったらいけません。

 だからメシヤは、この地上に来られる時には堂々たる男として来られる。天下いずこに来られてもそれに逆らう者なし。神様もほれた男である。歴史的聖人も、それは希望の的の男である。これは万民、世界三十四億の現世の人間は、その姿に一度会い、一度話し、共に行動したいというような望みの的のお方である。未来はそこから新しい尺度が始まる、出発の基点である。それがあって、すべての価値が生まれてくる。その基準あってすべてがその中心を取るようになる。それが確立するにしたがって、勝利が決定されてくる。

 しかし、素晴らしいお方であっても、それは人間に違いない。目も二つであり、口も鼻も、君たちとそっくりだ。君たちがメシヤに似ているのではなく、メシヤが君たちに似ている。メシヤは人に違いない。人は人だけれど、その内容が違う。その内容は何かというと、立体的内容を持っている。それが違う。堕落した人間は、堕落圏の平面的内容しか持っていないが、メシヤは立体的内容を持っている。心情においても立体的だ。それが違う。あんたたち平面がいいの、立体がいいの? 立体的でなければ永遠に回ることができない。そういうふうになっているのです。


メシヤの使命

 メシヤが地上に来られて果たすべき使命は何か? サタンを屈服させなければならない。サタンを屈服させて悪の主管圏を打破してしまわなければならない。占領してしまわなければならない。これはメシヤが来られる第一の責任である。

 メシヤが来られるその使命は何かというと、我々は悪主管圏に包囲されている。ねらわれている。この鉄条網をいかにして切るか。あんたたちは切る道もない。それにはまだ番頭さんが立っている。その番頭さんと戦って、勝てる力を持った人は、この世の中にはいない。だから解放を成し得る主体の主人をもって、そういうとりこになっている防壁を一挙に覆して、そして番頭さんを処分してしまえば、すべて解決してしまうのです。だからもう牢屋なんか、問題じゃない。最後には何か? 番頭さんだけ。これを追い出してしまえばすべては解決する。それで問題は、サタンを追放するためにこの地上に来る、サタンの主管圏、悪の主管圏を奪還して、善の主管圏の設立のため来られるお方がメシヤです。

 メシヤは男として来られるのですが、地上での第一の目的は、女のために来られるのです。

 日本国民として、日本の首相には選挙で誰でもなれるし、なって走ってみることは誰でもできる。選挙で加担する者たちも、将来自分もなりたいという欲望を持って選挙運動する者はたくさんいる。それと同じように、もしもメシヤが女のために来られるんだったら、世界的な女性は、一つ候補者になってみたいんだね。それは仕方ないからであって、本人から見たら候補者になってみたい心は、女としてみな持っているんだよ。メシヤは地上に女のために来られた。女のために。そして、新しい血統を立たせる。それを考えなければならない。何のために女を迎えるか? 新しい血統を立たせるためというんだね。それが最も大切だよ。原理から見ても、それは核心を突いた答えです。

 試験答案は、それを書かなければならない。そうなると、メシヤの来られる目的は何かというと、サタン世界主管圏を断ってしまって、それから何を成すかというと、善の血統圏を立たせるのである。その善の血統圏を立たせようとしても、反対する国があった場合には、その国の中で血統圏を立たせてもやられるのです。

 サタンが主管するその主管圏、国家圏にあって、国内にあって善の血統圏を立たせたとしても、サタンは首を切ることができるのです。

 それはそうだろう。王子が敵国の真ん中に来て、夫婦でのみ生活するとするならば、王子は敵国の獲物になる。それは間違いなくそうなる。だからまずもって何をしなければならないか? 善の主管圏を獲得してからすべてをやらなければならない。

 

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文鮮明ムン ソンミョン先生マルスム選集 325巻

2000.06.30(金)韓国 ソウル 龍山 漢南国際研修院

 

『男根石 女根石 奉献式』

 

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ですから今までの救援摂理は、アダムを再創造する歴史だよ。

神様の息子を見つけられなかったんだね。4000年ぶりに現れたイエスは神様の息子なんだね。独生子なんだよ。血統を清めて現れたんだね。独生子と言うのは、血統を清めて現れたからなんだね。原理の「み言」を聞いてみると血統を清めなければならないという内容がでてくるね。

血統を清めたその男性が、アダムを見本としてエバを造ったので、女性に会って血筋を清めてあげないといけないんだね。

アダムがエバの言葉を聞いて血統を汚したんだから、エバを絶対服従するようにして血統を清めないといけないんだね。

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メシヤは、真の父母様とも言えるのですが、上の「み言」は、

神様は、真の父母様を地上に誕生させるための摂理をどのように

なされるのかという秩序、原理を明確に教えてくれたのですね・・・。

 

それは、まず、男性のメシヤを送るということです。

 

ここで、男性なのか? 女性なのか?

と何度も聞いているということは、

 

男性のメシヤである、と言ってるということは、

女性のメシヤは送らないよ、ということを同時に明らかにしているわけです。

 

女性のメシヤを送るという原理はないよ!

 

と原理を明確に示しているわけです。

 

女性のメシヤが来る! などと言うことは、非原理的な思考であり・・・、全くの偽りである!

 

ということを同時に教えてくれているわけですね・・・。

 

では、男性メシヤの妻となる女性は、どのように摂理されるのでしょうか?

 

男性のメシヤが、新婦の血統を清めてあげなければならない・・・

 

男性のメシヤに新婦が絶対服従して血統を清めてもらう・・・

 

と唯一の神様のエバ復帰の原理を教えてくれているのです。

 

清めてもらう・・・、という言葉から・・・、

多くのことを悟らなければならないと思います・・・。

 

オモニは、アボジに絶対服従する立場にあるならば、

真の母の位置に立っていることができますが・・・、

自分勝手に原理でないことを主張してはいけないのです・・・。

 

オモニが勘違いされている、一つの要因は、

男性が主体、女性が対象ということを心の底から納得して

受け入れていないのではないでしょうか?

 

オモニに確認すべきと思います。

 

オモニは、アボジが主体で、オモニが対象ということを

完全に喜んで受け入れていますか?

 

どう、お答えになるのでしょうか?

 

・・・どうも、この辺に、アボジが、目玉が飛び出るほど悩み、

歯を食いしばって我慢した・・・

そして、天宙主管、自己主管よりも難しいと感じている・・・

 

オモニの課題があるのかもしれませんね・・・。

 

対象は、主体の愛に対して、美を返すわけですよね・・・

 

アボジが投入された愛に対して・・・

本当にアボジが愛を投入してくださいました・・・

何も分からない自分をここまで育ててくださいました・・・。

事実かどうかはともかく、対象として主体の前に、

そのように美を返すのが創造本然の原則であるわけです。

 

それは、自分の感情や思いを優先するのではなく、

主体の気持ち、主体の喜ぶ言葉を発しようとするのが、

理想的な対象のありかただからです。

 

オモニは、そのような対象意識をしっかりと持たれているのでしょうか?

 

下のみ言をみると、ずいぶんとアボジの心情を逆なでしてきたようですね・・・。

 

・・・今もそうかもしれませんね・・・

 

オモニ! 目を覚ましてくださいね・・・

 

先生はいい加減に生きないんですね。

オモニがしようというままにしないんだね。

神様がしようという通りするんです。

オモニが神様がしようという通り、すべてのことが出来ていないので、オモニを前に立てることができないんだね。

嫌だとしてもオモニも父母様(アボジのこと)を前に立てておいて、こうしよう、ああしようとしないとダメです、

自分たちだけで、こうしよう、ああしようとしたら原則が狂ってしまうんだね。

「み言」選集 506巻 2005.09.05 アラスカ

 

統一教会に中心があるの? 

家庭的中心がある? 

 

先生も、いまだにオモニを中心として越える峠を越える為に、死ぬほど我慢してるんだ。

 

目玉が飛び出るほどの難しさがあっても舌を噛んで(歯を食いしばって)何も言わないんだね。

 

一人の女性を育てて、理想的な妻にするのが、世界統一より、もっと難しいのだよ。

 

『宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ』ということよりも、もっと難しいんだね。

 

それをオモニが知らないんだね。

今、聞いているだろうね。

今から分からないとね。

 

何日か前に言ったよ、

「先生は原理的にしますが、私はそうはしません。」

そんなこというんだよ。

 

これ以上恐ろしい言葉がどこにあるの?

 

文鮮明(ムン ソンミョン)先生「み言」選集 488巻

『摂理的蕩減時代と祖国光復』

2005.02.21(月)韓国 ソウル 龍山(ヨンサン)

     漢南(ハンナム)国際研修院

 

 

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