”Selling the right seats to the right customers at the right prices at the right time" (American Airlines, 1987)

 

こんにちは、2年生のパンチパーマン1号です。

今日は私が履修している選択科目のうちのひとつ、Revenue Managementについてご紹介します。このクラスは、収益を最大化するために企業はどのようなプライシングをするべきか、ということについて学びます。このクラスは、1年生のコア科目で学んだことを企業戦略に反映する実践的科目のひとつと言えると思います。Statistics(統計学)で学んだregression model、Science Managementで学んだsolver(Excelの機能のひとつ)をツールとして利用しますし、Micro Economicsで学んだelasticity(価格弾力性)の概念も利用しています。
 

たとえば、価格感度に関するユーザー調査結果があるとします。そのローデータに対して、どのような傾向(価格曲線)を読み取ればよいのかをregression modelを用いて導いたり、その妥当性を検証したり。elasticityの概念を用いながらどういうユーザーグループにセグメント分けをして、また、それぞれのユーザーグループに対してどういうプライシングをすればよいのか。そして、収益を最大化するための最適なプライシングについてsolverを用いて実際に算出します。これは一例に過ぎませんが、授業が進むに連れていろんな実例やケースを用いながら、様々な手法を学ぶことができます。私は前職で、ユーザー調査をやったり、プロダクトのプライシングをしたりという仕事をしていたのでとても興味深く学んでいます。

 

いかがですか?難しく聞こえてしまったでしょうか?言葉で表現すると小難しい感じがするかもしれませんが、実際の授業では、教授もとてもフレンドリーで説明がわかりやすいですし、初日のイントロダクションのクラスではExcelの使い方のおさらいもありましたので、みなさんいざ授業に参加されてみると案外すっと理解できると思います。私もバリバリの文系ですしね。(教授が説明する数式の意味がわからないときはときどきありますが。笑)

 

加えて、先日は、Revenue Managementを実際のビジネスで利用している方(American Airline社Revenue Management部門のManaging Director)が ゲストスピーカーとして来校し、その仕事内容についてお話をしてくれました。何百万通りとある航路のプライシングを考え、いかに収益を最大化させるのか。またいかにアップセルをしたり、オプショナルサービスをクロスセルしたりして収益を最大化させるのか、そのマーケティング手法や工夫についても語ってくれました。実務を担当している人とのディスカッションはリアリティがあって有意義ですね。

  ※  なぜここで「風水」という言葉が使われたのかは謎です。(聞き忘れました、ごめんなさい。)笑