。。。

街から離れるように歩く。
あの街には、何もかもがあった。
誰にも会いたくなかったし、
別に何もいらなかった。
ただ喧騒から離れて何か美味しいものでも食べたかった。
あの街は愉快だった。仲間もいた。
だけど、あそこにいたら何か大切な自分の一部をなくしてしまう気がして時々怖くなる。
そうして僕は歩き始める。
何もない、街の向こうへと。
僕を知らない人、
僕が知らない人しかいない場所へと。
今歌い出したとしても、それは彼等にとっては見知らぬ変な人という認識である。
僕は僕でなくて、見知らぬ変な人になれる。
だけど、そこに僕の本質を混ぜるのだ。
歌う曲は僕の本当に好きな歌。
お気に入りのシャツ、彼女から貰った靴、
握りしめた全財産、僕は自由だった。


。。。


君の孤独を背負えるだろうか。
そういうことだろうな、と思う。
最終的には、そういうことなんだ。
友達もたくさんいるし、家族もいる。
それでも僕らは孤独だ。生まれてからずっと
そうして僕らは寄せ合った。
お互いを見つけた。
一から二になるのは心地よかった。
安心した、愛を感じた。
君が隣でにこりと微笑めば、
僕はそれ以外何もいらないのだ。
孤独からさようならだ。
それは僕が彼女の孤独を背負い、
彼女が僕の孤独を背負い、
僕らは孤独から二人になる。
そんな大それたこと、僕にはできるだろうか
僕は君と二人になっていいのだろうか。
僕は君を選んだ。
そして、
君は僕を選んだ。
ステキな君は、僕を選んだ。
まるで自信がなかった。僕は無責任なやつだ
でも、君に言ってしまった。
君の両親にも言ってしまった。
友達全員の前で僕は誓ってしまった。
僕は、僕は、
君の孤独を背負えるだろうか。
大丈夫。
いつもの彼女は優しく言った。
大丈夫よ。
これからも宜しくお願いしますね。


敵わない、敵わないなぁ。


。。。
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