私のボンネビルは、調子が悪くありませんが7万キロ以上走行しエンジン音も以前より大きくなったかな・・・ という具合でした。
バイク屋さんでバルブクリアランスの調整をしてもらってもいいのですが、自分でやれば色々とメンテナンスが出来るので、サービスマニュアルを参照して自分で作業をしてみました。
一部 自己流で作業してますのでご了承ください。


作業手順

まず、タンクの取り外しをします。

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プラグコードを外し、ピストンの圧縮された空気を抜くためプラグを緩めておきます。
二次エアーパイプを外します。
カムヘッドカバーを取り外しします。

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ガスケットを取り除きます。

クランクケースカバーを外します。
外さなくても作業することは可能ですが、私は上死点の確認のため外しました。
オイルがこぼれますのでエンジン下にトレイを置いてください。

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専用工具でオルタネータロータボルトを回すか、ギヤを5速に入れてタイヤを進行方向へ回して、1組のカムシャフトローブがそれぞれのバルブから真っ直ぐ遠ざかる方向に来る位置にします。


バルブクリアランスをシックネスゲージで計測します。

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分かりにくいのでサービスマニュアル
の図を参照ください。

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吸気と排気 全部で8カ所を計測します。
正常なクリアランス範囲
排気 0.25~0.30mm
吸気 0.15~0.20mm

計測結果は下記の通りです。
8カ所中5カ所がダメです。

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現在、使用しているシムの厚みを計測するためにはカムシャフトを取り外します。

カムシャフトを外す前に、上死点位置を出さなければなりません。
カムシャフト駆動ギヤを TOPマークへ

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そして、TOPマークと合わせてカムシャフトがこの位置になるようにクランクを回転させます。

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この時、オルタネータのタイミングマークがクランクケースの接合部に来ます。

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この確認が必要無い方はクランクケースを外す必要がありません。
カムシャフトタイミングマークが駆動ギヤと合っていることを確認してください。
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送油管を取り外します。
シーリングワッシャとオーリングは新品と交換します。

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カムシャフトを取り外す前にバッククラッシュギヤを固定するための専用ツールで2つのギヤを固定しなけれなばならないのですが、そんな物は持ってませんので、六角レンチにテープを巻いて利用します。

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こんな感じで使います。

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カムシャフトキャップを取り外します。
ここではトルクスレンチT30を使用します。
安物の工具ではこんな風になりますので注意してください。
イジリ防止用は中が空洞になっているので、ノーマルが強度があります。
相当、ネジが固着していて外すのに苦労しました。

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取付位置と方向を間違えないようにしてください。

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カムシャフトを外した後は、タペットパケットとシムを取り外し、シムの厚みをマイクロメータで計測します。
私は傷が付かない様に注意しながら精密ドライバーで外しました。

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全てのシムを計測します。

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実測したクリアランスとシムの厚みから、クリアランスの許容範囲内になるようにシムの厚みを変更します。
必要なシムをディラーへ発注し入荷するまで、一旦作業は中断します。
入荷まで約1週間位かかるのでカムシャフトやカバーを戻します。
シムの厚みは0.05μm単位で販売しているので適合サイズの物を発注します。


1週間後、シムの入荷後、作業を再開しました。
カムシャフトを外し、タペットパケットへ新たに購入したシムを組み込みます。
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カムシャフトを取り付ける際に、接触部分に新品オイルを塗布します。

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吸気、排気と順番に作業を進め、組上げ後にクリアランスを計測し、許容範囲内であることを確認します。

カムカバーを被せて終了なのですが、序にキャブレータも取り外し分解してメンテナンスをしました。

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エンジンオイルとエレメントを交換し、最後にキャブの同調を取って作業は完了です。

エンジンを始動し、数分アイドリングした後、近所を走行してきました。
アイドリング時のエンジン音は静かになり、トルクが一回り太くなりスムーズに吹け上がりがスムーズになりました。

オイル漏れも無さそうなので安心しました。