仁に当たりては、師にも譲らず

              (衛霊公第十五 36)

『仁を実践するなら、先生にさえも遠慮は要らない』

→信念と覚悟を持て。(しがらみを捨てよ)

 


 天上から火を盗み人間に与えたことで、ゼウスの怒り

を買いコーカサス山頂に縛られたプロメテウスは、ゼウス

自身も人間に追われることを予言する。海神オーケアノス

がゼウスへの謝罪を勧めるが彼は拒否。ゼウスは自分の恋慕

する乙女イーオーから自分の運命を聞いたため、その訳を

知ろうとヘルメスを彼に差し遣わしたずねようとするが、

これも断固拒否。師と神、道を求めることと運命を知ること

に違いはあれ、人はしがらみを捨て、時に大きな相手と戦わ

なければならないこともある。

   「縛られたプロメテウス」 アイスキュロス

                古代ギリシャ