経済学の世界に「引力の法則」があるとのこと。
これを明らかにしたオランダのティンバーゲンという
経済学者はノーベル経済学賞を受賞している。
それによれば、二国間の貿易額は、両国の距離が近いほど
大きくなり、当事国のGDPや一人あたりのGDPが大きいほど
貿易額が大きくなるという。
この理論に照らして、日本の貿易構造を考えると
かつては日本の周辺に大きな国はなかった。
よって、主な貿易相手国は、ヨーロッパとアメリカだった。
しかし、時代は変わった。
アジアが急速に成長を続けると、「引力の法則」に従って
日本とアジアの間の貿易は今後も急拡大を続け、それに合わせて
日本の貿易依存度も上がっていくはずだ。
これから輸出も輸入も拡大する。
産業だけでなく文化や人も移動する。
アジアとどう向き合うか。
これが重要だ。
産業の空洞化といって、騒いでいる状況ではない。